「ガクチカがない!」と悩む就活生は少なくありません。
しかし、企業が評価するのはリーダー経験や留学など特別な経験だけではなく、その過程での工夫や努力です。
アルバイトや趣味、日常の中にも、ガクチカとして活用できるヒントが隠れています。
この記事では、「ガクチカがない」と感じる人に向けて、エピソード作りのコツや具体的な取り組み方をわかりやすく紹介します。
ガクチカがない!間違った思い込みがあるかも
「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)がない」と思っている人の多くに、抱きがちな思い込みがあります。
実は、自分の経験やエピソードが価値あるものだと気づけていないだけかもしれません。
・一度もリーダーを務めたことがないと価値がないと感じている
・失敗した経験は書けないと思っている
・短期間の活動や小さな役割は重要でないと思っている
・「特別な経験がない自分はダメだ」と思い込んでいる
・「他人と比べて劣っている」と感じている
特別な成果がないとガクチカにはならないと思っている
「ガクチカがない」と感じている人の中には、「大きな成果や目立つ実績がなければ評価されない」と思い込んでいる場合があります。
しかし、企業が見ているのは、結果そのものよりも、そこに至るまでの努力やプロセスです。
たとえば、部活やアルバイトで毎日の小さな改善を続けた経験や、困難を乗り越えるための工夫が評価されるポイントになります。
「ガクチカがない」と思わずに、自分の努力や工夫を深掘りしてみることが大切です。
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一度もリーダーを務めたことがないと価値がないと感じている
「ガクチカがない」と感じる理由として、「リーダー経験がないからアピールできない」という思い込みがあります。
しかし、必ずしもリーダーである必要はありません。むしろ、サポート役やメンバーとしてどう貢献したかが重要です。
たとえば、部活やサークルで「縁の下の力持ち」としてどのように周囲を支えたかを語れば、あなたの協調性や問題解決能力を示すことができます。
「ガクチカがない」と感じたときは、自分の役割を再評価してみましょう。
失敗した経験は書けないと思っている
「ガクチカがない」と思う背景には、失敗の経験はアピールにならないという誤解があります。
しかし、企業は失敗そのものよりも、そこから何を学び、どう改善したかに注目しています。
たとえば、アルバイトでミスをしてしまった際に、再発防止のために提案や行動をしたことを伝えると、成長意欲や責任感をアピールできます。
「ガクチカがない」と思ってしまう失敗も、視点を変えると貴重なアピールポイントになるのです。
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短期間の活動や小さな役割は重要でないと思っている
「ガクチカがない」と思いがちな人は、短期間の活動や小さな役割は価値がないと考えることがあります。
しかし、活動の長さや規模はそれほど重要ではありません。
たとえば、イベントスタッフとしての短期アルバイトでも、効率よく動くために工夫したことや、チーム内でどう貢献したかを振り返れば、立派な「ガクチカ」になります。
「ガクチカがない」と感じた場合でも、活動の中での努力や学びに注目することが大切です。
「特別な経験がない自分はダメだ」と思い込んでいる
「ガクチカがない」と思う人は、自分自身に対する自己評価が低く、「特別な経験をしていないからダメだ」と感じがちです。
しかし、企業は留学や幹部経験の有無などよりも、その経験をどう振り返り、どう活用しているかに注目します。
日常の中で小さな成功や困難を乗り越えた経験でも、自分なりに工夫したことや学んだことを伝えることで評価されます。
「ガクチカがない」と思わずに、自分の経験を見つめ直してみましょう。
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「他人と比べて劣っている」と感じている
「ガクチカがない」と悩む理由のひとつに、「他の人と比べて自分の経験が劣っている」という考えがあります。
しかし、就職活動で求められるのは他人との差ではなく、あなた自身の経験や視点です。
たとえば、同じアルバイトでも「自分ならではの工夫」や「課題解決への取り組み方」を具体的に伝えれば、個性が光ります。
「ガクチカがない」と感じるときは、他人ではなく、自分の強みや努力に目を向けましょう。
ガクチカで評価されるポイントとは?
ガクチカでは、単なる結果や実績よりも、プロセスや学びが重視されます。
それは、企業が学生に求めているものが「ポテンシャル」だからです。
学生の経験は、社会人としての業績や実績と比べると規模や影響力が限られることがほとんどです。
そのため、企業は過去の成果そのものではなく、「どのように考え、行動し、成長したか」を見て、将来の活躍可能性を判断します。
具体的にガクチカで評価されるポイントを紹介します。
・成長意欲
・困難への対応力
・再現性
問題解決力や主体性
ガクチカがないと思う人も、課題に向き合った経験があれば、それを伝えることが重要です。
たとえば、「サークル活動で集客がうまくいかなかった」と気づき、SNSでの告知を工夫して改善したというプロセスは立派なガクチカになります。
ガクチカがないと感じていても、努力の中に問題解決に向けた工夫が必ず隠れています。それを掘り起こすことが大切です。
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成長意欲
ガクチカでは、成長意欲が重要視されます。
「ガクチカがない」と感じる人でも、小さな経験を振り返れば、学びや成長につながるエピソードが見つかるはずです。
たとえば、アルバイトでミスを繰り返した後、それを防ぐために手順書を作成したり、周囲と協力したりした経験は、努力と成長の証です。
「ガクチカがない」と思わず、日々の挑戦を振り返ることで、自分の成長意欲を具体的に伝えることができます。
困難への対応力
ガクチカでは、困難にどう立ち向かい、どのように乗り越えたかが高く評価されます。
「ガクチカがない」と思う場合でも、失敗や困難から得た学びがあれば、それをアピールすべきです。
たとえば、グループワークなどでメンバーとの意見対立があった場合、冷静に意見をまとめ、協力して解決に導いたエピソードは、挑戦力と粘り強さを示します。
「ガクチカがない」と感じたら、困難に直面した場面を振り返り、自分の行動を整理することが大切です。
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再現性
ガクチカでは、努力や行動力が職場でも発揮できるかを見極められます。
「ガクチカがない」と思ってしまう人でも、普段の経験を具体的に振り返れば、再現性のあるスキルをアピールできます。
たとえば、「限られた時間で効率よく課題を終わらせるために自分なりの計画を立てた」というエピソードは、社会人としての計画力や実行力につながります。
ガクチカは何がモチベーションになっているのか、ということも見られています。
「自分が何のために頑張れるのか」も重要です。
「ガクチカがない」と感じても、自分の行動を細かく振り返り、伝えることが重要です。
ガクチカの見つけ方
「ガクチカがない!」と思っている人でも、視点を変えたり深掘りしたりすることで、自分だけのガクチカを見つけることができます。
・成果より目的意識やプロセス、学びを考える
・困難や失敗を活かす
・他人と比較せず、自分の強みを見つける
・自己分析を深めるために他己分析をしてみる
日常の経験を深掘りする
「ガクチカがない!」と思う人は、日常の中にガクチカのヒントが隠れていることに気づいていない場合が多いです。
特別な成果や目立つ実績がなくても、アルバイト、サークル活動、趣味、家族の手伝いなど、日常的な行動の中に工夫や努力があれば、それが立派なガクチカになります。
「ガクチカがない」と感じたときは、自分が普段行っている行動を振り返り、それにどのように取り組んだかを丁寧に深掘りすることが重要です。
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成果より目的意識やプロセス、学びを考える
「ガクチカがない」と悩む理由の多くは、目立った結果や実績を重視しすぎることにあります。
しかし、企業が評価するのは、成果そのものではなく、どんな目標立てたのか、それをなぜ立てたのか、それを目指すためにどんな行動をしたか、そして何を学んだかです。
たとえば、アルバイトで効率を上げる工夫をしたり、サークル活動でチームの連携を改善するために話し合いを重ねた経験などが該当します。
「ガクチカがない」と思っても、行動の背景や学びを深堀りして考えてみましょう。
困難や失敗を活かす
ガクチカにおいては、成功だけでなく、困難や失敗から何を学び、どう乗り越えたかも評価されます。
「ガクチカがない」と感じる場合でも、失敗や困難に向き合った経験を振り返ると、大きな強みを発見できることがあります。
たとえば、アルバイトでのミスを改善するために工夫した経験や、部活で思うような結果が出ない中で試行錯誤を繰り返したエピソードなどです。
「ガクチカがない」と思わず、挑戦や成長のプロセスを整理してみましょう。
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他人と比較せず、自分の強みを見つける
「ガクチカがない」と思っている人は、他人の経験と比べて「自分は劣っている」と思い込んでしまうことがあります。
しかし、企業が求めているのは「他人より優れた経験」ではなく、「その人自身がどんな努力をし、何を学んだか」です。
たとえば、趣味を通じて培った計画性や粘り強さ、アルバイトでミスを防ぐために工夫した経験など、身近なことが十分なガクチカになります。
他人と比べるのではなく、自分の経験の中にある価値を見つけることが重要です。
自己分析を深めるために他己分析をしてみる
「ガクチカがない」と思うときは、自己分析が足りていない可能性があります。
自分の行動や選択の背景を掘り下げ、努力や工夫を見つけ出すことが必要です。
また、家族や友人、先輩に相談して自分の経験を話してみると、他人の視点から新しい発見が得られることもあります。
「その経験、実はガクチカになるんじゃない?」と言われることで、自分では気づけなかった価値に気づけることもあります。
「ガクチカがない」と感じたら、自分自身を見つめ直すと同時に、周囲の意見を取り入れてみましょう。
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ガクチカの構成
ガクチカを書く際には、以下のような構成を意識することで、分かりやすく説得力のあるエピソードに仕上げることができます。
重要なのは、「何をしたか」だけでなく、「なぜそれをしたのか」「どんな工夫をしたのか」「何を学んだのか」を具体的に書くことです。
② 課題・目標
③ 行動(工夫・努力)
④ 結果
⑤ 学び・成長
① 結論(概要)
最初に「どんな活動に力を入れたか」を一言で伝えます。
ここではエピソード全体の要約を述べ、読者に「この話は何についての話か」を明確にします。
例:「私はアルバイトで接客スキル向上に力を入れ、お客様満足度の向上に貢献しました。」
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② 課題・目標
その活動の中でどんな課題を見つけ、どのような目標を設定したのかを述べます。
ここで具体的な問題意識を伝えることで、主体性をアピールしましょう。
例:「店舗でクレームが多い状況を改善したいと考え、接客態度や会話の工夫を通じてお客様満足度を高めることを目標にしました。」
③ 行動(工夫・努力)
課題解決や目標達成のためにどのような行動をとったのか、具体的に述べます。
特に「工夫した点」「努力した点」を丁寧に書くことで、自分の能力や考え方をアピールできます。
例:「お客様のニーズを的確に把握するために、来店時に積極的に声かけを行い、希望を聞き出す努力をしました。また、スタッフ間で情報共有を強化するために、ミーティングを提案して実施しました。」
こんにちは。都内の大学に通いながら長期インターンをしている大学4年生です。今回、大学生の長期インターンのリアルを知ってもらおうと思いこの記事を書きました。「長期インターンって実際どうなの?」「やる意味あるの?[…]
④ 結果
自分の行動によってどのような結果が得られたのかを具体的な数字や状況で伝えます。
成功した場合だけでなく、課題が完全に解決しなくても「どんな成果が得られたか」を正直に述べることが大切です。
例:「その結果、クレーム件数が1か月で30%減少し、常連のお客様から感謝の声をいただけるようになりました。」
⑤ 学び・成長
最後に、その経験を通じて何を学び、どのように成長したかを振り返ります。
ここでの学びが企業にとって価値のあるものであることを意識して書くと効果的です。
例:「この経験を通じて、主体的に行動することの重要性や、周囲と協力することで問題を解決する力を身につけました。この学びを今後の仕事にも活かしたいと考えています。」
ガクチカの書き方ポイント
ガクチカを書くときには、いくつかおさえておきたいポイントがあります。
これらのポイントを意識して書くと、より効果的なガクチカを書くことができるでしょう。
・具体例を入れる
・ポジティブな表現を心がける
・企業との関連性を意識する
簡潔にわかりやすく
エピソードが散らかると、相手に意図が伝わりにくくなります。
そのため、話の流れを「結論」「課題」「行動」「結果」「学び」の順に整え、400~600字程度でまとめるのが理想です。
「ガクチカがない」と悩む人ほど、要点を絞ることで、魅力的なアピールが可能になります。
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具体例を入れる
「ガクチカがない」と感じる場合でも、経験を具体的に描写することで説得力を高めることができます。
たとえば、「サークルで頑張った」ではなく、「新入部員の定着率を前年の50%から80%に向上させた」など、具体的な数字や行動を示し、相手に具体的なイメージを伝えましょう。
「ガクチカがない」と思ってしまう人ほど、数字や具体的な行動を振り返り、目に見える成果を丁寧に伝えることが大切です。
ポジティブな表現を心がける
ガクチカでは、課題や失敗をネガティブに終わらせず、それをどう乗り越えたかをポジティブに表現することが求められます。
「ガクチカがない」と思ってしまう理由の一つに、失敗体験を避けがちな点がありますが、失敗から得た学びや成長こそが評価されます。
たとえば、「アルバイトでクレームを受けたが、改善策を提案し顧客満足度を高めた」といった成長をアピールしましょう。
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企業との関連性を意識する
ガクチカを書く際は、その経験が企業や業界でどう活かせるかを意識することが大切です。
「ガクチカがない」と思っても、自分が学んだことを企業の求める人物像や仕事内容に関連付けて魅力的にアピールしましょう。
たとえば、「サークルでリーダーシップを発揮した経験を活かし、貴社のプロジェクト推進に貢献したい」と具体的に伝えると好印象を与えます。
「ガクチカがない」と感じたときこそ、自分の経験を企業視点で整理してみましょう。
身近なエピソードのガクチカ例文5選
「ガクチカがない」と感じている人でも、身近なエピソードから魅力的なガクチカを作ることができます。
ここでは、日常的な経験からガクチカを書いた例文を紹介します。
コピペはNGです!
自分の経験や価値観を生かしたガクチカを書くことで初めて、採用担当の目に留まるガクチカを書くことができます。
あくまでも、表現や文章をまとめるときの参考として例文を活用してください。
・健康管理
・趣味
・学校の授業
・部活での後輩指導
アルバイト
カフェでアルバイトをしていました。忙しい日もありましたが、仲間と協力して頑張りました。お客様から感謝の言葉をいただくことがあり、やりがいを感じました。
NG例では、行動や課題が具体的に示されておらず、努力の背景や成果が見えません。
何に力を入れたか、課題にどう気づき、どう行動して解決したのかを明確に書くことが重要です。
周りがインターンの話をし始めたけど、インターンって何?行く必要あるの?どうやって選べばいい?などなど疑問や不安がたくさんだと思います。今回はそんな疑問を抱える就活生のための記事です!「インターンって何?」「インターンをするメ[…]
健康管理
健康のために運動をしています。毎日続けるのは大変ですが、習慣化することで体調が良くなり、効果を感じています。
「大変」「効果」という表現は漠然としており、具体的な行動や結果が伝わりません。
習慣化の工夫や体調への具体的な影響など、取り組みの詳細を盛り込むと良いでしょう。
趣味
料理が趣味で、よく新しいメニューを作ります。友人にも食べてもらい、喜んでもらえるのが嬉しいです。
「よく作る」「嬉しい」という表現では、具体的な努力や工夫が伝わりません。
「何を作ったのか」「なぜその料理に取り組んだのか」「どんな工夫をしたのか」を具体的に書きましょう。
ベル今日はせっかくの休日…! どうせなら、遠くまで出かけて温泉に入ったり、思い切って海外に行って羽を伸ばしたりしたい!!という気持ちはあるものの、現実はお金がなくてそんなことをしている余裕も全くない……。[…]
学校の授業
グループワークを行いました。最初はうまくいきませんでしたが、メンバーと協力して進め、無事に発表を終えることができました。チームで成果を出すことの大切さを感じた経験です。
NG例は課題が曖昧で行動や成果が具体的に伝わりません。
「役割分担が曖昧で進行が遅れていた」と課題を明記、「スケジュール共有や進捗確認を実施」と行動を具体化、「教授から高評価を得た」と成果を明記してガクチカを明確に伝えましょう。
部活での後輩指導
後輩の指導をしていました。技術を教えるのは大変でしたが、練習を頑張ったことで、後輩の成長を感じることができました。
「教えるのが大変」「成長を感じた」という抽象的な表現では具体的な努力や成果が伝わりません。
指導方法や工夫、具体的な結果を盛り込むことで、行動の意図と成果を明確にしましょう。
ガクチカのエピソード、大学入学前はNG?
大学入学前のエピソードも、場合によってはガクチカとして使うことができます。
ただし、「ガクチカがない」と感じて大学以前の経験に頼る場合は注意が必要です。
企業が求めるガクチカは、基本的に「大学時代に力を入れたこと」であり、その理由は大学生活が自由度の高い環境であり、自主性や努力を発揮できる場だからです。
しかし、「ガクチカがない」と感じている場合でも、高校時代やそれ以前のエピソードが大学生活や現在の成長につながっていることを示せれば活用可能です。
たとえば、部活動で培ったスキルや価値観が大学での活動や成果にどう活かされたかを具体的に語ることで、企業にあなたの成長のプロセスを伝えられます。
逆に、大学時代の経験を全く書かず、ただ過去の成果を述べるだけでは「ガクチカがない」とみなされる可能性があります。
大学入学前のエピソードを使う場合は、必ず大学以降との関連性を意識し、「現在の自分にどうつながったのか」を具体的に説明することが大切です。
2023年4月入社予定の大卒者の内定率が7割近くになった、という調査データがリリースされました。どんどん早期化する就職活動の流れの一方、本当の意味で働く準備ができている人が増えているようには感じられない、何故かなあ、、、、ともどかし[…]
ガクチカをつくりたい!おすすめの取り組み
「ガクチカがない」と感じる人でも、新しいことにチャレンジすることで、魅力的なエピソードを作ることができます。
まずは行動することが一番です。
ここでは、おすすめの取り組みを紹介します。
・アルバイト
・趣味
・サークルやイベント
・ボランティア活動や地域貢献
・長期インターン
資格取得
資格取得は学びに力を入れた証として、ガクチカにすることができます。
「ガクチカがない」と悩む人でも、短期間で成果を出しやすいのが特徴です。
たとえば、TOEICや簿記のような資格に挑戦する際、目標スコアや合格ラインを設定し、計画的に勉強を進めましょう。
結果として、合格やスコアアップという具体的な成果が得られると、努力と成長をアピールできます。
アルバイト
アルバイトでは、自分から課題を見つけ、解決を目指す行動が評価されます。
「ガクチカがない」と感じる場合でも、現在のアルバイト先での取り組みを深掘りし、改善することで、ガクチカにつながります。
たとえば、接客の質を向上させるための提案や、業務フローの効率化に取り組むと良いでしょう。
具体的には、「新人教育マニュアルを作成した」や「待ち時間を短縮するための工夫をした」など、行動と成果を結びつけて記録してください。
趣味
趣味をガクチカにするには、ただ楽しむだけでなく、目標を設定して取り組むことがポイントです。
たとえば、「料理が趣味なら、週に1回新しいレシピを開発してSNSで発信する」「ランニングを継続し、大会に参加する」などです。
「ガクチカがない」と感じる人でも、趣味を通じて成果を出すことで、自分の努力と成長を示すことができます。
成果を具体化し、その過程で学んだことを振り返るようにしましょう。
就職活動と一言で言っても、文系学生と理系学生の就活は性格が違います。理系学生ならではの就活パターンや就活方法があったりと理系学生ならではの悩みを抱えている就活生も多いのではないでしょうか?そこで今回は理系学生の就活の進め方について解[…]
サークルやイベント
サークルや学校行事での活動も、ガクチカにふさわしいエピソードを作る場になります。
「ガクチカがない」と思う人でも、イベント運営や新入生歓迎企画などに挑戦すると、主体性や協調性をアピールできます。
たとえば、企画準備の過程でメンバーをまとめたり、スケジュール管理を行うことでチームに貢献する姿勢を示せます。
成果として、「参加者の満足度が向上した」「イベントが成功した」などの具体例を挙げられるようにしましょう。
ボランティア活動や地域貢献
ボランティア活動も、自分の行動力や協調性を示す絶好のチャンスです。
「ガクチカがない」と感じる人は、地域清掃や募金活動、イベント運営などの社会貢献活動に参加してみましょう。
たとえば、子ども向け学習支援で学び方の工夫を提案したり、募金イベントでリーダーシップを発揮するなど、自分の役割を明確にすると良いです。
活動を通じて「何を学び、どのように成長したか」を伝えられるようにしましょう。
長期インターン
長期インターンは、実践的なスキルを学びながらガクチカを作る絶好の機会です。
「ガクチカがない」と感じる人でも、課題発見や業務改善を通じて具体的な成果を出せます。
たとえば、SNS運用で投稿内容を改善し、フォロワー数を500人増加させた経験や、営業効率の向上を図る提案を行った実績など、実践的なエピソードを語れるようになります。
業務を通じて得た学びや成長を振り返り、「どんな行動で成果を出したか」を明確にすることで、説得力のあるガクチカを作れます。
\長期インターンの体験談はこちら!/
「インターンシップって何が学べるの?」「就活に有利なの?」「メリットって何?」そんな疑問を持った大学生に向けて、今回は私のインターンシップ体験談をお話しようと思います。私は大学生活を通して3つのインターンシップに参加をしました。[…]
ガクチカをつくりたい時の注意点
ガクチカのエピソードをつくるとき、行動を始めるのが一番ですが、ただやみくもにやってしまうと、失敗することがあります。
ガクチカをつくろうとするときに注意したいのが、この4つです。
② 行動を記録すること
③ 結果と学びを具体化すること
④ 楽しみながら無理なく続けられること
① 目標を明確にすること
ガクチカをつくるには、「何を達成したいのか」「なぜ達成したいのか」という目標やその動機を具体的にすることが重要です。
「ガクチカがない」と感じる理由の一つは、目的が曖昧で行動が散漫になってしまうことです。たとえば、「TOEICで600点を目指す」「アルバイトで接客スキルを向上させる」など、明確な目標を持つことで行動に一貫性が生まれます。目標があると達成感を得やすく、エピソードとしての説得力も増します。ガクチカには、この具体性が欠かせません。
就活スタート時期に大学3年生の就活生から良く寄せられる質問として、「就活って何から始めたらいいですか?」というものがあります。みなさんが思い浮かべるものとして、業界を絞る、自己分析をする、エントリーシートを書く、SPI対策するなどが[…]
② 行動を記録すること
ガクチカをつくる際、取り組みの過程を記録することは欠かせません。
「ガクチカがない」と悩む人でも、メモや写真などを残しておくと、具体的な行動や工夫を後から振り返ることができます。
たとえば、「どのように勉強を進めたのか」「業務改善のためにどんな提案をしたのか」など、詳細な記録がエピソードの説得力を高めます。
行動を記録することで、自分の努力が明確になり、「ガクチカがない」と感じる不安を解消できます。
③ 結果と学びを具体化すること
ガクチカでは、結果とそこから得た学びが重要です。
「ガクチカがない」と感じている人は、成果や成長を具体的に伝える準備が不足していることがあります。
たとえば、「SNS運用でフォロワーが500人増加した」「接客改善でお客様満足度が向上した」といった数字や具体例を挙げると説得力が増します。
また、「継続力の大切さを学んだ」など、学びを明確に語ることで、企業に自己成長をアピールできます。
IT業界に興味があるけど、自分は文系だからと諦めていませんか?一口にIT業界と言ってもその職種は幅広く、未経験や文系学部出身の学生でも活躍できるチャンスがあるのです。そこで今回は、未経験・文系学部からIT業界へ就職する際に知[…]
④ 楽しみながら無理なく続けられること
「ガクチカがない」と感じると焦ってしまいがちですが、楽しさや興味がないと続けられず、中途半端なエピソードになりかねません。
無理なく続けられる取り組みを選ぶことで、継続力や充実感を得られます。
たとえば、趣味を深めたり、身近な課題解決に挑戦することが効果的です。
「ガクチカがない」と悩む人ほど、興味が持てるテーマを選び、長く続けられる計画を立てることが成功の秘訣です。
\\キャリアのプロに相談してみる//
まとめ
「ガクチカがない」と思い込むのは、あなたの可能性を見逃してしまうことにつながります。
重要なのは、大きな成果ではなく、小さな努力や工夫を深掘りすることです。
今日からできることを始めて、自分らしいガクチカを見つけてみましょう。
その取り組みが、あなたの強みや魅力を最大限に引き出すエピソードになります!
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