クリエイティブ系職種でスキルアップしたい!先輩オススメのスキルは?

仕事をするクリエイティブ職種の人のイラスト

「仕事でもっとできることを増やしたい」
「将来を考えると、今のキャリアのまま働き続けることが不安……」
「スキルを高めたいけれど、何をどうすればいいのかわからない!」

働いていると日々「力が足りない……」「スキルアップしたい」「このままでいいのかな」などぐるぐると考えてしまう機会も多いのではないでしょうか。
しかし、実際にどんなスキルを身に付ければ良いのかわからなかったり、努力の方向性や方法について悩んでしまい、なかなかその一歩が踏み出せなかったりもしますよね。

そこで今回は、身に付けたスキルを活かして現場で活躍する先輩ビジネスマンにインタビュー!
何をどのように学んでスキルアップを果たしたのか、リアルな声を連載形式でお届けします。

第1回目は「クリエイティブ系の職種」のスキルアップに注目。
この記事を参考に、スキルアップを通じて自分らしく働くための術を身に付けましょう!

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いつスキルアップを目指そうと思った?デキるクリエイターの転機4つ

仕事をする男のデザイナー前線で活躍するクリエイターたちにも、「このままではいけない」と思う転機がありました。そのきっかけについてアンケートを取ったので、まとめます。

できることを増やしたい、腕を磨きたいと思ったから

  • 世の中を変えるため、人の役に立つため、人に認められるため(UI/UXデザイナー、PdM)
  • 講師業をしていたこともあり、自分のスキルを磨き続けたいと思ったから(カラーコーディネーター、コーチ)
  • 単純にもっとやれることを増やしたかったから(デザイナー)

今よりもっと腕を磨いてできることを増やしたいと思ったから」という声が圧倒的に多く見られました。
クライアントに求められるクリエイティブの理想が高ければ高いほど、また自分の理想が高いほど、スキルでできる範囲と実現したいデザインのギャップに悩む機会が増えるかもしれません。
また、講師として指導するために腕を磨きたいという声もありましたよ。

デザインが好きだから

  • デザインが好きだったから(デザイナー)

好きだから極めたい」という芸術肌タイプです。
時間を忘れるくらい好きなものにのめりこめたら、よりその分野で自分のできることが増えて楽しくなっていきそうですね。

このままだとダメだと感じたから

  • 見た目にこだわるだけのデザインの価値の需要が少なくなってきたから(グラフィックデザイナー)
  • 自分のモットーを明確な形にするため(グラフィックデザイナー)
  • 納得いく成果が出ない、作れていない現状を打破するため(デザイナー)

現状に危機感を抱いたことが転機となったケースです。
それまでは良かったことが通用しなくなるという現実を目の当たりにしたり、自分のクリエイティブに満足できなくなったりしたときが、スキルアップを目指すきっかけになったのだとか。

今の状況よりキャリアアップしたいから

  • キャリアアップのため(Web・DTPデザイン)
  • やりたいことが別にあったから(デザイナー)

現在をベースに、さらにキャリアのステップアップを目指しているケースです。
やりたいこと、なりたい自分の実現のために明確な目標をもってスキルを向上させるということなので、計画的に将来を見据えているといえるでしょう。
キャリアアップすることで、仕事の幅が広がったり報酬額に反映されたりして、さらに仕事が楽しくなりそうです。

 

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実際にスキルアップしたクリエイターらが注目したスキルとその恩恵は……?

パソコンの前で仕事をする女の人では実際、クリエイティブ職の先輩はどんなスキルに着目し、それによってどのような変化を感じたのでしょうか。アンケート結果をもとに、具体的なスキルを紹介していきます。

 

イラストのクオリティアップ:今まで苦手だったデザインがふとできるようになる瞬間に出会える

デザイナーのNさんは「イラストのクオリティアップ」「描ける種類を増やす」というスキルアップを目指したそうです。
デザイナーと一口にいっても、グラフィックデザイナー、CGデザイナー、Webデザイナー、空間デザイナー、ファッションデザイナーなどさまざまな領域がありますが、「描ける種類を増やす」ことで、デザインに携わらない領域のスタッフにも意思を伝えやすくなるというメリットが考えられます。

スキルアップのため具体的にやったことを聞いたところ、下記の通りでした。

  • iPad ProとApple Pencilで絵を描く時間を増やす
  • 手癖で描かない
  • 自分と同系統のイラストを研究
  • デフォルメの練度強化
  • 線を減らす

これらを実践するにつれ、これまでは苦手だった分野のことがふとできるようになったそうです。
小さくて細かい理解が累積されることになって気が付けば大きな理解となるのでしょう。
応用の幅が広がることで、線の引き方や色の塗り方、細かな表情やレイアウトに至るまで上達を体感できるまでになったのだとか。

デザインの論理的解釈:アウトプットが劇的に変化した

グラフィックデザイナーのIさんは、「デザインを論理的に解釈する」というスキルを意識して身に付けたそうです。
きっかけは、実際に仕事をしていく中で「ただ見た目にこだわるだけのデザインの価値や需要が少なくなってきたのでは……?」と感じること増えたことから。ここ最近は特にそう思うことが増えたため、スキルアップのためのアクションに踏み出したのだとか。

デザインの解釈」とは具体的に、デザインに対する「なぜそのデザインなのか?」「なぜその色、形に至るのか?」という経緯や考え方のことです。
デザインは往々にして言葉にするのは難しく、ともすれば感覚的な部分もありますが、それを根本から見直し、アウトプットしていくまでの流れや思考を具現化することを訓練したそう。

結果、Iさんはアウトプットに劇的な変化があったと回答!
普段は言語化していなかったデザインの解釈を論理的に説明できるよう努めたことで、ビジネス的な考え方や引き出しが増え、アウトプットがスムーズになったそうです。
たとえばこのスキルを取得すれば、デザインコンペでもクライアントを納得させられるプレゼンができるようになるかもしれませんね。
どうやってスキルを取得したかを具体的に聞いたところ、TwitterやYouTube、書籍を活用したとの回答をいただきました。

  • Twitter→情報発信しているビジネスパーソンから情報や知見を得る。
  • YouTube→ビジネス系の動画をやっている人が多いので片っ端から視聴。
  • 書籍→興味のあるブランディングの資料を読み漁り、視点を養う。

昨今、デザイナーにもディレクション能力が求められることもあります。

ポイントは、デザインの方法そのものを学ぶのではなく、ビジネス全体の文脈や知見を経営者視点で学び、そういった話題の中で「デザイン」がどのように語られ、機能しているのかを知ること。
デザインの活かし方を新たに検討していったそうです。

デザイン力の向上:自分のやりたい仕事に近づけた

こちらは、「デザイン(プロダクト開発)」と答えたUI/UXデザイナーのAさん、「空間デザイン力、パース力」と答えたデザイナーのFさんなど、多くのクリエイターが回答した「デザイン」について総合的にまとめました。

前述したように、デザインには多種多様な領域があって一言でまとめるのは難しいのですが、総じてデザインスキルを意識的に向上させることで作品のクオリティがアップし、クライアントからの依頼が増えた、自分のやりたい仕事がもらえるようになったといった成果につながっています。

カラーコーディネーターのIさんは「できることが増え、さまざまな業種の人と連携がしやすくなった」とも回答しています。

どのようにそのスキルを身に付けたが聞いたところ、
「できなくても仕事をもらってこなす」(Aさん)
「インターンシップに参加したり、仕事をもらったりして、やらなくちゃいけない環境をつくりその都度スキルを習得して身につけていった」(Nさん)
「できる人の真似をする」(Kさん)

など、できるできないにかかわらず先輩たちはとにかく実践してきたことがわかりました。

グラフィックデザイン制作スキル:デザイン講師依頼がくるまでになった

「Adobe関連商品のグラフィックデザイン制作スキル」と教えてくれたのはグラフィックデザイナーのAさんです。
Aさんはほかにも「トークスキル」や「グラフィックデザインの考えかた・コツの発信(YouTube動画の編集)」といったスキルも同時に意識して身に付けたと回答しています。

結果、より多くの初心者の方にグラフィックデザインの考えかたやコツを発信することででき、しかもわかりやすく、おもしろく伝えられるようになったそうです。

またその成果として、クリエイティブ関連会社やお笑い芸人から、デザイン講師依頼がくるようにまでなったとのこと。
スキルアップのコツを聞いてみると、「誰に、何を、どのように伝えるか?」という具体的なターゲット・目標設定から逆算して必要なスキルの内容を精査し、その身に付け方を考えたとのことでした。

具体的には、グラフィックデザイン制作スキルに関してはデザイン専門学校、トークスキルは芸人養成所に通い修得。
YouTubeの発信は実際にYouTubeでコンテンツを見て独学で身に付けたそうですよ。

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まとめ

今回はクリエイティブな職種で活躍する先輩シャベラーに、スキルアップについて聞きました。

スキルアップを意識することで、これまでできなかったことができるようになった、より依頼してもらえるようになった、自分のしたい分野に近づくことができた、仕事の幅が広がった──。

自分のやりたい仕事の実現に近づけたという内容の回答がほとんどだったのが印象的でした。

クリエイティブには正解がありません。クライアントが何を求めているのか、自分が真にどういったデザインを実現したいのか。常にその問いかけを持ち続けることが、第一線で長く活躍するためには大切なのではないでしょうか。

スキルアップを積み重ねることで、やりたいことやできることは増えていきます。自分が思い描く将来像に近づくため、理想のキャリアを実現ために、まずは「しゃべりおサービス」に登録してキャリアのプロに相談してみましょう。

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