2月14日のバレンタインデー。職場では「女性が男性にチョコを配る」という文化が残っているところも多く、毎年の恒例行事になっている会社もあります。しかし、近年では「職場のバレンタインは正直、迷惑」「負担が大きいからなくしたい」と考える人も増えているようです。
では、職場のバレンタインに対して、男性と女性はそれぞれどのように感じているのでしょうか? 今回は、その本音を深掘りしながら、職場のバレンタインのあり方について考えてみます。
男性目線での職場のバレンタインが迷惑な理由
実際、職場でのバレンタインのイベントは男性目線ではどのように思っているのでしょうか?
職場でのバレンタインが迷惑だと思っている男性側の理由を具体的に解説していきます。
【男性目線での職場のバレンタインが迷惑な理由】
・お返しのプレッシャーが大きい
・誰にどのくらい返せばいいのか悩む
・甘いものが苦手・もらっても困る
・周囲の目が気になる・勘違いされるのが嫌
1. お返しのプレッシャーが大きい
職場で義理チョコをもらうと、3月14日のホワイトデーに何かお返しをしなければならない雰囲気になります。
・「何もしないと感じが悪いかな…」と気を遣う
・全員に返すとなると、お金も手間もかかる
・何を選べばよいかわからない
義理チョコを複数もらった場合、ホワイトデーのお返しもそれなりの数を用意する必要があり、特に20代・30代の若手社員ほど「正直、面倒くさい」と感じる傾向があります。
また、「義理チョコだから高価なお返しは不要」と頭では分かっていても、「安すぎると失礼?」「他の人と比べて差が出るのでは?」と悩んでしまう男性も少なくありません。
2. 誰にどのくらい返せばいいのか悩む
職場では上司や同僚、後輩など関係性がさまざまです。そのため、お返しの品選びにも気を遣います。
・上司には少し良いものを渡すべき?
・後輩にもお返しをするべき?
・個別に返すか、まとめて返すか?
こうした悩みが増えることで、バレンタインそのものを「面倒くさいイベント」と感じてしまう男性もいるのです。
3. 甘いものが苦手・もらっても困る
意外と多いのが「甘いものが苦手」「チョコをもらっても食べきれない」という意見。
・デスクの引き出しに義理チョコが溜まる
・家に持ち帰っても家族が食べない
・結果的に捨てることになって申し訳ない
特に健康に気を遣っている人や、糖質を制限している人にとっては、チョコをもらうこと自体が迷惑になってしまうこともあります。
4. 周囲の目が気になる・勘違いされるのが嫌
義理チョコのつもりでも、周囲から「〇〇さん、あの人にだけいいチョコあげてるね」などと言われることもあります。
・「あの人、もしかして好意があるのでは?」と噂される
・職場恋愛のように思われたくない
・他の同僚とのバランスが気になる
特に既婚者の場合、「奥さんに誤解されるのが嫌だから、職場でのバレンタインはなくしてほしい」と考える人もいます。
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女性目線での職場のバレンタインが迷惑な理由
では、職場でのバレンタインのイベントは女性目線ではどのように思っているのでしょうか?
職場でのバレンタインが迷惑だと思っている女性側の理由を具体的に解説していきます。
1. 毎年の出費が痛い
義理チョコを配る習慣があると、毎年それなりの出費が必要になります。
・部署の男性全員に配ると数千円~1万円ほどかかる
・個包装の安いチョコを選んでも、数が多いと負担に感じる
・ホワイトデーのお返しが必ずしももらえるとは限らない
特に若手社員や派遣社員の場合、経済的な負担を強く感じることが多いようです。
2. 誰に渡すべきか気を遣う
義理チョコを配るときに「全員に渡さないと角が立つのでは?」と悩む女性も多いです。
・上司だけに渡すと不公平に思われる?
・部署全員に渡さないと、渡さなかった人が気を悪くする?
・毎年渡していたのに、今年だけ渡さないと印象が悪い?
こうした気遣いを考えると、「最初から職場のバレンタインなんてなければいいのに」と感じてしまう女性もいます。
3. 「ありがとう」と言われても、実は喜ばれていない?
せっかく時間とお金をかけてチョコを用意しても、男性側の反応がイマイチだと「なんのためにやってるんだろう…」と虚しくなることも。
・もらった男性が微妙な表情をする
・お返しを用意しなきゃいけないと嫌そうに言われる
・「義理チョコ、なくなればいいのに」と言われる
感謝されるならまだしも、「迷惑そうな顔をされるとガッカリする」という女性も多いです。
4. 女性同士の義理チョコ文化も面倒
最近では「職場の女性同士でチョコを交換する」というケースもあります。
・「男性だけじゃなく、女性にも配るのがマナー」となると負担が増える
・義理チョコを渡したのに、お返しがないとモヤモヤする
・「今年はやめよう」と言い出しにくい
「男性への義理チョコよりも、女性同士のやりとりの方が気を遣う」という声もあるほどです。
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職場のバレンタインは迷惑?どうするのがベスト?
では職場のバレンタインでは、「迷惑」「負担」と感じる人が多い場合、どうすればよいのでしょうか?
1. 会社として「バレンタインなし」のルールを作る
最近では、バレンタインを廃止する会社も増えています。「義理チョコ禁止」のルールを作ることで、社員全員が気を遣わずにすむようになります。
2. 個人的に渡すのはOKにする
特定の人に感謝の気持ちを伝えたい場合は、プライベートで渡すのも良い方法です。
3. 男女関係なく「みんなでお菓子を楽しむ日」にする
個別に渡すのではなく、職場全体で「お菓子を持ち寄るイベント」にすれば、負担が減り、みんなで楽しむことができます。
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まとめ
職場のバレンタインは、男性はお返しのプレッシャーや誤解の心配、女性は出費や気遣いの負担を感じることが多く、双方にとって悩みの種になりがちです。近年では義理チョコを廃止する企業も増えており、職場全体で見直す動きもあります。
もし続けるなら、みんなでお菓子を持ち寄るなど、負担の少ない形にするのが理想的です。大切なのは、「無理なく、全員が気持ちよく過ごせること」。職場の雰囲気に合わせて柔軟に対応するのがベストでしょう。
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