新しい年が近づくと、「そろそろ来年の目標を考えなきゃ」「何か新しいことにチャレンジしてみたい」と感じる人は少なくありません。新年という“転換期”だからこそ、目標(抱負)を明確にしておくことで、自分の未来をどのようにデザインしたいかを考えるきっかけになります。
本コラムでは、2025年の抱負を具体的に設定し、継続するための流れを解説します。一緒に未来をより豊かにする方法を考えてみましょう。
2025年はどんな年? 抱負を立てる前に考えたいこと
2025年に起こりそうな変化
2025年といえば、やはり注目されるのは大阪・関西万博(EXPO 2025)。万博というと「世界の国々から最先端の技術や文化が集まる場」としてイメージされるかもしれません。今回の万博でも、AIやバイオ技術、サステナビリティ関連の最新の取り組みが展示され、多くの企業や団体が参加し、大きなビジネスチャンスが生まれる可能性があります。
さらに、リモートワークの普及やオンライン学習の充実によって、自宅にいながら英語やプログラミングなどのスキルを学びやすい環境が整いつつあるのもポイントです。「場所を選ばずに学べる・働ける」という時代になっているため、今まで「忙しくて勉強できなかった…」という人でも、工夫次第でチャレンジしやすくなるでしょう。
AIの知識やITスキルを身につけると、仕事や普段の生活で役立つ場面が広がる
オンラインで情報発信(SNS、YouTubeなど)をすることで、世界中にファンができる可能性がある
まずは「2025年には世の中がこんなふうに変わるかも」と想像しながら、自分が興味を持てるポイントを探してみてください。
年の節目を活かすことによるメリット
年の変わり目や新年度は「よし、今年こそ何か始めよう!」という気持ちになりやすいタイミングです。この“区切りを意識する”心理効果はとても大きく、多くの人が「新年の決意」を掲げたりします。2025年が特に注目されているのは、ただの“年が変わる”というだけでなく、社会的なイベントや技術の進歩が後押ししているからでもあります。
モチベーションを高めやすい
「みんなも動き始める時期だから、自分も頑張ろう」と思いやすい。
外部の変化と自分の変化を結びつけやすい
大阪・関西万博やAIブームにのっかって、「自分も少し勉強してみよう」と思いやすい。
2025年の抱負を立てる前に大切な“自分軸”を見つける
なぜ“自分軸”が重要なのか?
抱負や目標を立てても、「結局三日坊主で終わっちゃった」「立てただけで満足してしまった…」なんて経験はありませんか? それは、立てた目標と自分自身の価値観や本当にやりたいことがズレている可能性があります。
たとえば、「英語を勉強して海外旅行を楽しめるようになりたい」と漠然と思っていたとしても、「そもそも海外に行く予定がまったくない」「日々の忙しさで英語に触れる時間を作る意欲がない」という場合、モチベーションが長続きしにくいかもしれません。“自分軸”を見つけることで、「自分はなんで英語を必要としているのか?」を明確にし、行動に移すエネルギーを高めることができます。
自分軸を見つける方法は?
過去1年~数年を振り返る
まずは、最近の1~3年くらいで「自分が何に夢中になったか」「どんなときにうれしいと感じたか」「どんなときにストレスを感じたか」を書き出してみましょう。
たとえば、部活で大会に出場した経験や、家族旅行で見つけた新たな趣味など、実際の体験を細かく思い出します。
自分の価値観を明確にする
先ほど書き出した体験の中から「楽しかった」「またやりたい」「これは苦手かも」と思った理由を掘り下げてみます。
たとえば、「人と話すのが好きだから、学校でもイベントを企画する係をやるのは苦にならなかった」「集中して何かを作りあげることが好きだから、一人で作業する時間がとても楽しかった」などの気づきがあるかもしれません。
2025年に“もっと広げたいこと”や“克服したいこと”をピックアップ
過去の経験から見えてきた好き・得意・苦手な分野をもとに、「これはもう少し頑張ればもっと楽しくなるかも」「これは放っておくと悩みが大きくなりそうだ」と思うテーマを選んでみます。ここで選んだテーマが、あなたの“自分軸”に近い部分である可能性が高いです。
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2025年の抱負を明確にするために!
将来の姿を具体的にイメージする(ビジョン化)
まずは、2025年の年末頃、あなたがどんな状態になっていたいかをイメージしてみてください。
生活リズム:毎日早起きして充実したモーニングルーティンを送りたい?
健康面:体力や体形はどう変わっていたい?
趣味やスキル:どんなレベルまで上達していたらうれしい?
「とにかく具体的に思い描く」ことがポイントです。ここで生まれたイメージが、次のステップで“実行可能な目標”に変わっていきます。
自分のイメージを言語化する
頭の中でのイメージだけだと、忘れてしまったり、整理できなかったりしがちです。そこで、思い浮かんだものを短い文章やキーワードで書き出してみましょう。
例:「週2回ジムに通えるくらいの体力とモチベーションを身につけたい」
例:「副業を始めて収入を増やし、趣味に投資できる余裕をつくりたい」
書き出しが終わったら、それを見返して「これを実現できたら楽しそう」と感じるものをさらに掘り下げていきます
目標の進捗を管理する仕組みを作る
目標を立てても、日常生活の忙しさの中でつい忘れてしまうことは多いもの。そこで「定期的に思い出す仕掛け」が必要です。
スマホアプリやスケジュール帳でリマインド
Googleカレンダーやタスク管理アプリなどを活用し、「毎朝8時に英単語を学習する」などのリマインドをセットしておきましょう。
定期的な振り返り日を設定
たとえば毎週日曜の夜に、1週間の進捗を振り返る時間を10分だけでもつくる。
家族や友だちへの共有
「今月は週2回ジムに行く!」と人に宣言してみると、自分一人だけではなく周りの目もあるので、より継続しやすくなります。
2025年に向けた抱負のアイデア(テーマ別)
ここでは、自分軸に合った抱負を考えるためのヒントとして、いくつかのテーマ別にアイデアを紹介します。
ライフスタイル関連
早起き習慣を身につけ、毎朝30分読書する
電子書籍で記録をとったり、読書日記をつけたりすると意欲が続きます。
「1年間で○冊読む」という目標を立てると測定しやすいでしょう。
週1回は自然の中を散歩する
自然公園や川沿いなど、少し遠くてもお気に入りの場所を見つけてみましょう。
歩きながら音楽やPodcastを聴くのもリフレッシュに効果的です。
キャリア・スキルアップ
AI活用のオンライン講座を受講し、仕事で提案できるレベルまで学ぶ
3か月ごとに学習計画を決め、完了したら上司や仲間に報告すると達成感が高まります。
プログラミング、データ分析など、自分の興味や職種に合わせてコースを選ぶと◎。
1年間で資格を3つ取得する
まずは簡単な資格から挑戦して“成功体験”を得ると、やる気が上がりやすいです。
ビジネス系から趣味系まで、幅広い選択肢を調べてみると「こんな資格があったんだ!」という発見があるかも。
健康・フィットネス
週2回のジム通い&月1回の体重チェック
具体的な体脂肪率や筋肉量を目標に設定しておくと、モチベーションが高まりやすいです。
ジム通いが難しい人は、自宅でのオンラインフィットネスを活用してみる手もあります。
睡眠改善:毎日23時には就寝する
スマホを寝る1時間前にオフにして、ブルーライトカットを心がけるなどの対策が効果的。
就寝前のストレッチやアロマなど、リラックスできるルーティンを取り入れるとぐっすり眠れます。
趣味・自己表現
SNSやブログで作品を発信し、フォロワーを1000人増やす
毎週日曜日に作品を投稿するなど、投稿スケジュールを決めて継続しやすくしましょう。
テーマを統一してコンテンツを発信すると、ファンが集まりやすいです。
写真やハンドメイドに挑戦し、年内に作品展を開く
作品数を増やす目標を立てて、そのたびにSNSや友人に見せるとフィードバックがもらえます。
作品展はカフェなど小さなスペースからスタートしても十分楽しめます。
ベル今日はせっかくの休日…! どうせなら、遠くまで出かけて温泉に入ったり、思い切って海外に行って羽を伸ばしたりしたい!!という気持ちはあるものの、現実はお金がなくてそんなことをしている余裕も全くない……。[…]
抱負を継続させるコツとモチベーション維持
抱負を可視化・共有する
抱負や目標を紙に書き出したり、アプリやSNSにまとめたりして“目に見える形”にしておくと、意識を保ちやすくなります。
目標リストを部屋の見える場所に貼る
イラストや写真を使ってカラフルにデザインすると気分が上がります。
SNSやブログで共有する
「毎月末に進捗報告します」と宣言すれば、見てくれる人が応援してくれたり、質問をくれたりするのでさらに意欲がわきます。
小さな成功体験を積む
人間は、小さくても成功体験を重ねることで「自分にもできるんだ!」という自信が育ちます。
1日5分の行動でもOK
英単語を1日10個覚えるだけでも継続すれば大きな力になります。
できたら自分をほめる・友人に報告する
「毎日5分ピアノを弾けた」など、どんな些細なことでも達成できたら「よくやった!」と口に出してほめる習慣を。
定期的な振り返り
計画通りにいかない日があっても落ち込まないことが大切です。一定のスパンで、進捗をチェックしてみましょう。
毎月や四半期ごとに振り返る
「今月はどれだけできたか」「次はどこを修正しようか」と気楽に考えます。
柔軟な修正
もし目標のレベルが高すぎたと感じたら、思いきって下方修正しても大丈夫です。途中で軌道修正をするのは大切な戦略です。
ご褒美を設定する
目標を達成したときや、定期的に頑張った自分への“ご褒美”を用意すると、長続きしやすくなります。
短期的なご褒美
1週間がんばれたら好きなスイーツを食べる、マンガを1冊買うなど、気軽に実行できるものを用意しておくと良いでしょう。
長期的なご褒美
資格試験に合格したら旅行に行く、大きめのガジェットを購入するなど、大きな楽しみを用意してもよいでしょう。
まとめ
2025年という特別なタイミングには、社会や技術の面でも大きな変化が期待されています。だからこそ、一人ひとりが「自分はどんな未来を目指したいか」「その未来のために何をすればいいか」を考える絶好のチャンスです。
「2025年 抱負」として思い描いた目標は、最初は小さな一歩かもしれません。でも、その小さな一歩を毎日・毎週・毎月と重ねていくうちに、大きな変化や新しいチャンスにつながっていく可能性があります。何より大切なのは、「自分がやりたいことや大切にしたいこと」を軸にすること。そうすれば、少しずつでも前に進みたいと思えるはずです。
今回ご紹介したステップを参考に、あなたも「2025年にはこんな自分になっていたい!」という抱負を具体的に描いてみませんか。先の見えない変化の時代だからこそ、しっかりと目標を持って行動することで、これまでにない充実感とワクワク感を得られるはずです。ぜひ、楽しみながらチャレンジしてくださいね。
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