面接当日の体調不良はダメ?メールや電話で好印象を残すための対処法

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今日は大事な面接日。
しかし、まさか面接当日に体調不良になってしまった!!

大事な面接当日に体調不良で動けなかったら、せっかくの面接にも行くことができません。
そんな時に大事なのは、マナーを守って適切な行動がとれるかどうかです。
この記事では、面接当日に体調不良になってしまった際の、電話やメールでの連絡方法を例文付きで解説します。万が一のために参考にしてみてください。

体調不良は面接当日でもキャンセルできる?

体調不良になった場合、面接当日でもキャンセルや日程変更はできるのでしょうか?
まずは基本的な考えから見ていきましょう。

体調不良などのやむを得ない場合は面接の当日キャンセルは可能

体調不良によって面接当日にキャンセルをすることは可能です。しかし、突然のキャンセルは企業側に迷惑をかけてしまうため、本来は避けるべきことです。体調不良などのやむを得ない事情が生じた際は、できるだけ当日ではなく前日までにキャンセルや日程変更の連絡をすることがマナーです。

とはいえ、特に面接が対面である際は、無理に出向く方がかえって迷惑となってしまう場合があります。
たとえ面接手段がオンラインであったとしても、症状が重い場合はキャンセルを申し出た方が賢明と言えるでしょう。

面接者にはもちろん企業側にとっても、体調がベストな時に選考できる方が当然良いはずです。
体調不良の度合いなども含めて、面接当日であってもキャンセルを申し出るか否か、冷静な判断をすることも必要と考えましょう。

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体調不良による面接当日のキャンセルは合否に関わる?

面接当日の体調不良が直接合否に関わることはない

体調不良によって、面接の当日にキャンセルをしたり日程変更をしたことが、直接的に採用の合否を分けることはほぼ無いと言えるでしょう。
しかし、面接当日のイレギュラーに直面した際の行動などが、最終的な合否に良くも悪くも影響を与えることはあります。

例えば、複数回も面接当日の日程変更の連絡を繰り返している場合には、企業側からの信用を失うことにつながり、最終的に面接してもらえたとしても信用を回復させることができなければ不採用となってしまうでしょう。
逆に、早急な判断力や適切で誠実な行動に好感が得られた場合は、むしろ当日に体調不良になった事態をきっかけに、高評価や採用につながったという例は往々にあります。

好印象につながる!当日に面接日を変更してほしいときのマナー

面接当日に体調不良になった事態をきっかけに好感が得られるほどの対応とは、一体どんなことなのでしょうか。当日に企業側へ面接日程の変更を連絡する際のマナーをひとつずつ確認してみましょう。

・無断キャンセルは絶対にしない
・面接当日の連絡はメールよりも電話を活用する
・電話を書ける時間にも配慮する
・理由をわかりやすく説明する
・日程変更を希望する意思を伝える

〈面接日の変更マナー①〉無断キャンセルは絶対にしない

いくら体調不良であったとしても、面接を予定している企業に無断でキャンセルをすることは絶対に避けましょう。
「本人の意思で辞退した」と見なされ、以後の選考面接を受けることが難しくなります。

また、最終的に採用された企業と無断キャンセルをしてしまった企業で親交があるパターンも稀にみられます。同業種・同業界である場合や、取引先である場合など、その後の社会人生にも影響を与える可能性のあるため、最も注意すべきマナーといえるでしょう。

〈面接日の変更マナー②〉面接当日の連絡はメールよりも電話を活用する

面接当日に変更を伴う事態が生じてしまった場合の連絡手段は、基本的に電話を活用しましょう。
やむを得ずに電話ができない状況であればメールで連絡を取ることも可能です。しかし、メールで採用担当者に連絡する際は、必ず相手がメール内容を認知したかどうかを確認するよう注意しましょう。

また、ここでいう「やむを得ずに電話ができない状況」の、よくある例としては、体調不良から声が擦れて電話での会話ができない状況や、電話をしたけど担当者不在などで直接取り次いでもらえなかった場合などが挙げられます。

〈面接日の変更マナー③〉電話をかける時間にも配慮する

面接当日に体調不良に見舞われてしまった場合、焦って「今すぐに!」と連絡してしまいがちです。
しかし、基本的には相手企業の始業時間でないと電話は繋がりません。また、万が一繋がったとしても、業務時間前に電話をかけてくることで非常識といった印象を与えてしまうリスクもあります。

そして、たとえ面接が夕方以降の時間などであったとしても、「治るかも」などと二の足を踏んで連絡が遅くなることのないようにしましょう。治る可能性があると思いつつも体調不良を自覚している場合は、早いタイミングで先方に連絡し、現在の状況などを伝えてみることもひとつです。

〈面接日の変更マナー④〉理由を分かりやすく説明する

体調不良により、面接を受けることが難しい状況である旨を、分かりやすく簡潔に説明しましょう。
その際、体調不良に見舞われてしまった理由までを事細かく説明する必要などはありません。
回りくどく話してしまうと、採用担当者によっては「辞退したいのだろうか」と受け取ってしまうこともあるかもしれません。

たとえ面接日を変更してもらいたい理由が、体調不良ではなく家庭の事情などであったとしても、可能な範囲で誠実に分かりやすく、簡潔に説明したら採用担当者も理解してくれることでしょう。

〈面接日の変更マナー⑤〉日程変更を希望する意思を伝える

きちんと体調不良の事情を説明し、謝罪もした上で、選考の継続を希望する旨をきちんと伝えましょう。
企業によっては日程調整できないこともあるかもしれませんが、体調不良といったやむを得ない事情であれば当日の日程変更も応じてもらえる可能性は十分あります。

当日でも日程変更が可能となった際の連絡は、こちらからの面接希望日を複数提示すると安心です。

面接を当日キャンセルする際の伝え方・例文

ここからは面接当日のキャンセルの伝え方を具体的に紹介していきます。
体調不良の時は頭の回転が鈍っていたり、まして面接当日ということで焦りもあったりすることで、普段できていることでも間違えてしまうこともあります。
伝え方のテンプレートや例文を参考にして、自分のすべきことを可視化しておくことをお勧めします。

・体調不良を電話で伝える場合
・担当者不在などでメールを送る場合
・メールが届いているかを確認する場合
・変更していただいたお礼メールも忘れずに

〈面接当日キャンセル例文①〉体調不良を電話で伝える場合

まずは、電話で面接当日に体調不良になってしまったことを伝える例文です。
体調不良ですから、明るい声が出せないのは当然でしょうが、あまりに篭ってしまうと電話越しの相手が聞き取りづらく、伝達間違いなどにつながりやすくなります。
声が出しにくいと感じる際は、ゆっくり話すなどの工夫をして「電話で相手に用件を伝える」意識だけは明確に持っていてください。

基本的な流れは、「挨拶・名乗り」→「状況説明」→「日程変更を希望する意思表明」です。

体調不良を電話で伝える場合の例文

「お忙しいところ失礼いたします。本日面接のお約束をいただいている〇〇と申します。
実は、昨夜から体調を崩し、現在も熱が下がっていないため、本日の面接を欠席させていただきたくご連絡差し上げました。
採用ご担当者様はいらっしゃいますでしょうか?」


(取り次いでもらう)
「大変お世話になっております。本日面接のお約束をいただいている〇〇と申します。
昨夜から体調を崩してしまい、現在も◯度の発熱が続いているため、本日面接に伺うことができなくなってしまいました。
直前のご連絡となってしまい大変申し訳ありません。
もし可能であれば、改めて面接の機会を設けていただけないでしょうか?」


(受け答えが一通り終わったら)
「ありがとうございます。この度はお忙しい中、ご迷惑をお掛けし申し訳ありませんでした。
では、引き続きよろしくお願いいたします。」

〈面接当日キャンセル例文②〉担当者不在などでメールを送る場合

体調不良による電話をした際に、タイミングによっては担当者が不在で取り次いでもらえない場合などもあるでしょう。その場合は電話を受けていただいた方に伝言をお願いした上で、採用担当者には追ってメールなどで連絡をするのもひとつの方法です。

担当者不在などでメールを送る場合の例文

【件名】面接日程の調整のお願い


【本文】
株式会社〇〇
人事部 〇〇様先日は面接日時のご連絡をいただき、ありがとうございました。本日〇時に面接予定の〇〇です。実は、昨夜から体調不良が続いており、現在も熱が下がらず本日の面接に伺うのが難しい状態です。
貴重なお時間を頂戴していたにも関わらず、大変申し訳ございません。恐縮ではございますが、再度面接の場を設けていただくことは可能でしょうか。
誠に勝手ながら、調整可能日をお送りさせていただきます。
・〇月〇日(○曜日)○時〜
・〇月〇日(○曜日)○時〜
・〇月〇日(○曜日)○時〜
上記以外でも、貴社のご都合に応じて可能な限り調整いたしますので、ご検討いただけましたら幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。
【署名】

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〈面接当日キャンセル例文③〉メールが届いているかを確認する場合

採用担当者によっては、忙しくてメールを確認できていないこともあります。
面接当日にキャンセルしてしまったことに対して、返信がないと「怒らせてしまったのかな」と不安に思うこともあるでしょう。
しかし、採用担当者の真意がどうであれ、当日キャンセルの連絡が万が一確認されていなかった場合、不利益を被るリスクは選考を受けている人になります。

1日や2日経っても返信がない場合は、こちらから電話で確認したほうがいいでしょう。

メールが届いているかを確認する場合の例文

「お忙しいところ失礼いたします。現在、御社を選考中の〇〇と申します。
面接の件で確認したいことがあり、お電話いたしました。採用ご担当者様はいらっしゃいますか?」


(取り次いでもらう)
「お世話になっております。〇〇と申します。
先日、〇〇様宛に面接辞退のお願いをメールにてお送りいたしましたが、ご確認いただけましたでしょうか。
お忙しいところ大変恐縮ではございますが、お時間のあるときにご確認いただけましたら幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。」

〈面接当日キャンセル例文④〉変更していただいたお礼メールも忘れずに

面接当日の連絡にも関わらず日程変更をしていただけた場合は、改めてメールで御礼を伝えましょう。
メールを送るタイミングは、基本的にキャンセルしていただいた日から再調整した面接日までの間に送ることをお勧めします。
改めて面接への意気込みや体調経過についても触れておくと、印象が良くなるかもしれません。

日程変更していただいたお礼メールの例文

【件名】面接日程変更に御礼申し上げます


【本文】
株式会社〇〇
人事部 〇〇様お世話になっております。〇〇です。
先日は、体調不良により面接を当日変更してしまい、大変申し訳ございませんでした。不躾なお願いにも関わらず、ご対応いただき誠にありがとうございます。
その後体調も回復し、現在は面接へ向けて体調を整えているところです。〇月〇日〇時にお伺いいたしますので、何卒よろしくお願いいたします。
【署名】

まとめ

今回は面接当日に体調不良になった際の、キャンセルの伝え方やマナーをご紹介しました。
体調不良は多くの場合、なりたくてなっているわけではありません。
しかし、大事な面接選考であればあるほど、事前の準備や緊張で体調が不安定になりやすいものです。

ご自身の体調に対しては普段以上に意識して、疲れが溜まっていたり少しでも不調を感じたりした際は、くれぐれも無理をしないようにしましょう。

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