GPAが不安なあなたに!就職との関係性と就活成功のコツ

大学生活を送る中で「GPA」という言葉をよく耳にしますよね。でも、「結局GPAってどれくらい就職に影響するの?」「GPA低いと就職に不利になるの?」とモヤモヤしている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、GPAの基本から、就職活動との関係、私のGPAに関する体験談までわかりやすく解説しています。

GPAに不安がある人も、自信がある人も、就職に向けて“今できること”を見つけていきましょう!
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そもそもGPAとは?

GPA(Grade Point Average)は、大学生活の成績を数値で示す指標のことです。欧米では一般的な指標で、日本の大学でも導入が広がっています。

ここでは、GPAの基本的な意味や算出方法、平均値などの基礎情報を解説します!

・大学での成績評価の方法のこと
・GPAの算出方法
・GPAの平均

【GPAとは?】大学での成績評価の方法のこと

GPAとは、大学における成績を数値化し、平均的な学業成績を示す制度です。

各授業において、成績に応じてA(優)=4点、B(良)=3点、C(可)=2点、D(不可)=1点、F(落第)=0点などと点数が割り当てられ、単位数に応じて加重平均が取られます。

学業の努力や成果を一目で判断できる基準となります。

GPAの算出方法

GPAは「各科目の評価点数 × 単位数の合計 ÷ 履修した総単位数」で算出されます。

(例)

点数の合計÷単位数の合計=GPA

この場合、GPAは「22 ÷ 7 ≒ 3.14」となります。

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GPAの平均

日本の大学における平均的なGPAは、大学の成績評価基準にもよりますが、おおよそ2.5〜3.0前後が一般的とされています。

GPAは4.0満点で表されることが多く、3.5を超えると「優秀」とされる傾向にあります。

外資系企業や大学院進学など、GPAが重視される場面では、3.5以上が一つの目安となることが多いです。

GPAが就職に影響を与えるケース

GPAはすべての就職活動において重要視されるわけではありませんが、特定の業界や選考ルートにおいては評価対象になることがあります。

ここでは、就職活動においてGPAが重視されやすい職種や企業の特徴を紹介します。

・研究職や外資系企業など
・金融系企業や商社
・学校推薦の就職

研究職や外資系企業など

研究職や外資系企業では、論理的思考力や学術的な素養が求められるため、就職活動でGPAをチェックされる傾向があります。

特に海外企業ではGPAが一般的な選考指標として使われており、就職選考時にスコアの記入を求められることも少なくありません。

また、大学院進学を見据えたキャリアパスを描く研究職では、成績優秀さが研究能力や継続的な努力の証と見なされるケースが多いです。

金融系企業や商社

金融系や総合商社では、一定水準以上の学力や論理性、責任感を持つ人材が求められるため、GPAが選考基準の一部になることがあります。

特にエントリー段階で応募者を絞り込むために、GPAが高い学生を優先的に書類選考通過させるケースも報告されています。

就職活動で高学歴が評価されやすい業界ゆえに、GPAも信頼できる指標として扱われがちです。

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学校推薦の就職

大学を通じての「学校推薦枠」で就職する場合、GPAは推薦基準として使われることがあります。推薦就職には大学側の責任も伴うため、一定以上の学業成績を求めるのが通例です。

特に理系学部の技術職やメーカー系企業などでこの傾向が強く、GPAが高いほど推薦枠の獲得競争で有利になる可能性があります。

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実は就職活動でGPAを重視する企業は少ない

 

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「就職白書2025」就職みらい研究所より作成

「就職みらい研究所」の就職白書2025によると、新卒採用の採用基準で重視する項目に「大学/大学院での成績」を挙げた企業は13.1%でした。

採用活動では就活生の「人柄」や「今後の可能性」を重視する傾向が強く、GPAはあまり就職に直結する要素ではないといえるでしょう。

「大学では勉強頑張らなくても大丈夫じゃん!」と思ったそこのあなた。気を抜くのはおすすめしません。就職で重視されないとはいえ、GPAはあなたの成績情報として企業に求められることがあります。

それでは、就職とGPAの関係についてさらに詳しく見ていきましょう。

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就職でGPAは重要なの?

就職活動でGPAが企業の採用選考にどの程度影響するかは、業界や企業の方針によって大きく異なります。

一般的には日本企業ではそこまで重視されないとされますが、一部では成績を就職における評価材料として見ているケースもあります。
ここでは、GPAが就職に与える影響を多面的に解説します。

・卒業見込みを判定する要素になる
・計画性や継続力の評価基準になる
・学業成績を数値で把握・比較しやすい
・基礎学力や思考力を裏付ける
・学生生活全体の充実度の判断材料となる

【就職とGPAの関係】卒業見込みを判定する要素になる

GPAは大学側が学生の卒業見込みを判断する際の要素となることがあります。

卒業単位数を満たしていても、極端に成績が悪い場合は進級や卒業が難しくなるケースもあります。

企業によっては「卒業見込みの学生」を条件に採用活動を行うため、GPAの低さが進級・卒業に影響する場合は、就職活動に支障をきたす可能性があります。

【就職とGPAの関係】計画性や継続力の評価基準になる

GPAが高いということは、日常的に授業へ取り組み、課題やテストに真摯に対応してきた証拠とも言えます。

そうした姿勢は、計画性や継続力といった就職に必要な力の証明となり得ます。

企業側も、学業を継続的にこなす力を持つ学生をポジティブに捉える傾向があり、就職選考時のプラス評価につながることもあります。

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【就職とGPAの関係】学業成績を数値で把握・比較しやすい

GPAは全国統一基準ではないものの、成績を数値で示すため、他の応募者と比較しやすいメリットがあります。

企業が就職活動において複数の候補者の学業実績を比較する際、GPAという客観的な数字があれば選考の判断材料として扱いやすくなります。

特に採用人数が多い大手企業では、効率的に応募者をスクリーニングする手段の一つとして就職活動に利用されることもあります。

【就職とGPAの関係】基礎学力や思考力を裏付ける

就職活動において学業成績が優れている学生は、基礎学力があり、論理的に物事を考える能力も高いと評価されやすいです。

特に理系分野や専門職では、知識の積み上げや論理展開が重要なため、GPAの高さがそのまま業務遂行能力の高さと直結することがあります。

企業はそうした点を見極める参考指標として就職活動でGPAをチェックすることがあります。

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【就職とGPAの関係】学生生活全体の充実度の判断材料となる

就職活動時にGPAが非常に高い場合、「学業中心だったのでは?」と見られる一方、GPAがある程度高く、さらに課外活動やアルバイト、インターンシップなども行っていると、「バランス感覚に優れている学生」として評価されやすくなります。

GPAはあくまで指標のひとつですが、それを軸に学生生活の全体像を企業が把握するための手がかりにもなります。

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GPAに関する実体験

「実際、大学生活でGPAを気にしたことない!」という1~2年生もいるかもしれません。

ここでは私自身の体験を通して、GPAに関する考えをご紹介します。少しでも参考になれば嬉しいです。

ゼミ配属などの判断基準になった

私は理系の学部に通っていますが、4年間でGPAの影響を最も強く感じたのは、3年次のゼミ配属のときでした。人気の高いゼミは受け入れ人数枠を超えて配属希望者が溢れることが多く、最終的にはGPA数値を判断材料に決められました。

私は第1希望ではなく第2希望のゼミに配属されました。現在のゼミでも充実した学生生活を送っています。ただ、第1希望とは教授の専門分野や卒業研究のテーマが少し異なっていたため、「もし第1希望に入っていたら違う進路が開けていたかもしれない」と感じることもあります。

就職で重視されなくても、希望の進路に進むために考慮しておくといい

実際に就職活動を始めていくと、課外活動等はガクチカとしてアピールポイントになりますが、同様にゼミ活動や卒業研究にかけた時間もあなたの学びや成長体験になります。

まだ就職活動を始めていないという方や、やりたいことが定まらないという方は、まずは目の前の講義を通じて興味や関心の芽を伸ばしてはいかがでしょうか。
その努力が自ずとGPAにも反映され、ゼミ活動や研究など、あなたを希望の進路に導く新しい出会いがあるかもしれません。

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就職活動でGPAが高いことによるメリット

就職活動においてGPAが高いことは、単に「成績が良い」こと以上の意味を持ちます。学業への姿勢や計画性、基礎力など、就職してからのポテンシャルを示す裏付けになる場合もあります。

ここでは、GPAが高い学生が就職活動で得られる代表的なメリットについて見ていきます。

・勤勉さを企業にアピールできる
・比較判断の決め手になる可能性も
・専門性を武器にできる

勤勉さを企業にアピールできる

GPAが高い学生は、日常的に授業へ真面目に取り組んできた証と捉えられます。

定期試験・レポート・課題提出などにきちんと対応し、継続的に成果を上げてきたことはし就職してからの「真面目さ」「責任感」を想起させます。

企業は人物面を重視しつつも、地道な努力ができる人材を高く評価するため、学業への姿勢の証としてGPAは有効なアピール材料となり得ます。

比較判断の決め手になる可能性も

就職の選考で複数の候補者の印象が拮抗した場合、GPAが最終的な決め手となるケースがあります。

特に大量の応募者が集まる企業では、就職選考過程で「学業成績」という客観的な数字を活用する場面があり、GPAが高いことで一歩リードできる可能性もあります。

GPAは単独で内定を決めるものではないものの、同等評価の中での差別化には有効です。

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専門性を武器にできる

GPAの中でも特定分野の科目で高評価を維持している場合は、その分野への理解度や関心の強さを企業に伝える有効なアピール材料になります。

高いGPAを維持することでゼミ配属でも希望が通りやすく、さらにそこで専門分野の研究経験を積めば、専門性を武器に希望の就職先を選びやすくなります。

ただ進学したのではなく、興味と意欲を持って学生生活を送ったことを就職活動で高く評価されるでしょう。

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GPAが低い場合の就職活動対策

GPAが思うように伸びなかった場合でも、就職において不利になるとは限りません。大切なのは、就職活動で自分の強みをどう見せるか、そしてGPA以外の経験や資質をいかに伝えるかです。

ここでは、GPAが低いと感じる学生が取るべき就職活動の対策を具体的に紹介します。

・GPA以外の学生生活で積極的に活動する
・GPAが低い理由を問われたときの回答を用意する
・計画的に就職活動を始める
・自己分析や企業分析を進める
・SPIや適性検査対策をしておく

GPA以外の学生生活で積極的に活動する

GPAが高くなくても、アルバイト、インターン、学生団体、ボランティア、資格取得など、自分が力を入れてきた経験は多くの学生にあります。

就職活動において企業が求めているのは「成果」や「能力」だけでなく、その背景にある「考え方」や「行動力」です。

自己分析を通して、自分ならではのエピソードや価値観を見つけ出し、履歴書や面接で自信を持って語れるようにしておきましょう。

GPAが低い理由を問われたときの回答を用意する

就職活動中、面接でGPAが話題に上がった際、低い理由を聞かれることもあります。

その場合は、ただ「やる気がなかった」と答えるのではなく、正直かつ前向きに伝えることが重要です。

たとえば「課外活動に注力していたため学業との両立が難しかったが、そこで得た行動力は自分の強みになった」といった形で、反省と成長を伝えられると印象が良くなります。

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計画的に就職活動を始める

GPAが低くても、将来を見据えて早めに就職活動の準備を始めることが何より大切です。

自己分析、業界研究、エントリーシート作成、面接対策など、やるべきことは多くありますが、焦らず順序立てて進めることで着実に成果を出すことができます。

「何から始めればいいかわからない…」という人は、就活の全体像や進め方を解説した以下の記事を参考にしてみてください。

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自己分析や企業研究を進める

GPAが低いと就職に不安を感じることもありますが、自分の強みや価値観を明確にし、企業とのマッチ度を高めることで、十分に就職活動の巻き返しは可能です。

まずは自己分析を通して、自分がどんな環境で力を発揮できるのか、どんな働き方を望んでいるのかを言語化しましょう。

そして企業研究では、仕事内容や風土、求める人物像を丁寧に調べ、自分との接点を見つけていくことが大切です。軸を持った就職活動は説得力が増し、選考でも好印象につながります。


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SPIや適性検査対策をしておく

就職の選考で学力テスト(SPIなど)を導入している企業も多く、GPAが低くてもこれらのテストで好成績を収めることで、挽回のチャンスは十分にあります。

特に非言語・言語・性格診断などの出題傾向を把握し、問題集や模試を活用して対策することが重要です。

GPA以外の「見える指標」で自分の力を示すことは、就職活動の大きな武器になります。

まとめ

GPAは成績を客観的に示す指標として一定の役割を果たしますが、それだけで就職のすべてが決まるわけではありません。

たとえ成績に自信がなくても、自己分析、企業研究、インターンや課外活動の経験など、あなた自身を伝える材料はたくさんあります。大切なのは、自分らしいキャリアの軸を見つけ、それを伝える準備をすることです。

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