「やりたいことがない」あなたへ。やりたいことがない人の特徴とやりたいことを見つけるための方法

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「やりたいことがない」と悩んでいませんか?

まわりの人が夢や目標を持っているように見えると、自分だけが取り残されている気がして、不安になりますよね。
でも実は、そう感じている人はとても多いんです。

このコラムでは、就活や仕事で「やりたいことがない」と感じる人に向けて、少し気持ちが軽くなるようなヒントをお届けします。

就活でやりたいことがない時の対処法6つ

就職活動をしていると、必ずといっていいほど聞かれるのが「あなたのやりたいことは何ですか?」という質問。
でも、やりたいことがまだ見つかっていない人にとっては、とても難しい質問です。

自分には特別な夢も目標もないし、「やりたいことがないなんて、自分はダメなのかな」と不安になる人も多いはず。でも大丈夫です。
やりたいことがなくても、就活はちゃんと進められます。ここでは、そんなときに試してほしい6つの考え方と行動を、ひとつひとつ丁寧に紹介します。

【就活でやりたいことがない時の対処法6つ】

・「やりたくないこと」から考えてみる
・興味のある業界や分野だけでも絞ってみる
・「経験してから考える」のもアリ
・過去の経験をふり返る
・人の話をたくさん聞いてみる
・完璧な答えを探さない

1. 「やりたくないこと」から考えてみる

やりたいことがはっきりしていないなら、まずは逆の発想で「やりたくないこと」を書き出してみましょう。
たとえば…

・毎日同じことを繰り返す仕事は苦手
・人前に出るのがストレス
・体力的にきつい仕事は続かなそう

など、自分に合わなそうな働き方や環境を整理することで、「それ以外の選択肢」が自然と見えてきます。これは、自分の“軸”を見つけるための大切な作業です。
無理に「夢」を語るよりも、「こういう環境なら頑張れそうです」と伝える方が、企業側にも伝わりやすくなります。

2. 興味のある業界や分野だけでも絞ってみる

「これが絶対にやりたい!」とまではいかなくても、「なんかこの分野、気になるな」というレベルでかまいません。

たとえば、

・ファッションに興味があるからアパレル業界を見てみる
・子どもの頃からゲームが好きだったから、エンタメ系の会社を調べてみる
・理科の実験が好きだったから、研究職や理系の仕事を調べてみる

など、「なんとなく好き」や「気になった」ことをきっかけに、そこから企業を探してみると意外とワクワクする出会いがあるものです。

広く見すぎていると、選べなくなってしまうので、ざっくりでもいいから方向性を絞ると、少しずつ動きやすくなります。

3. 「経験してから考える」のもアリ

頭の中だけで悩んでいても、なかなか答えは出ません。大切なのは、実際に“体験してみる”ことです。

たとえば、

・1日だけでも職場体験ができる「仕事体験イベント」に参加してみる
・インターンシップで実際に働いてみる
・興味のある分野でアルバイトをしてみる

そうすると、「思ってたのと違った」「意外と面白かった」という感想が出てきて、それが自分の進む道のヒントになります。

やってみないとわからないことって、案外たくさんあるんです。経験の中でしか気づけない“本音”に出会えるかもしれません。

4. 過去の経験をふり返る

これまでの人生で、どんなことに夢中になったか、どんな場面でうれしかったかを思い出してみましょう。

たとえば、

・学園祭でリーダーをやったとき、人をまとめるのが楽しかった
・文章を書くことが好きで、友達に読んでもらって嬉しかった
・家でDIYをしていて、時間を忘れるほど集中していた

そんな「過去の小さな喜び」の中に、自分に向いていることや好きなことのヒントがあるかもしれません。

やりたいことは、「夢」として最初から用意されているものではなく、これまでの経験の積み重ねの中から生まれてくることも多いのです。

5. 人の話をたくさん聞いてみる

自分の中に答えが見つからないなら、外にヒントを求めてみましょう。

・社会人の先輩に仕事の話を聞く
・OB・OG訪問で実際の働き方を知る
・業界研究のイベントで、いろんな職種の話を聞く

人の体験を聞くことで、「こんな仕事があるんだ」「この人の考え方、いいな」と、新しい視点を持つことができます。

また、似た性格や価値観の人が、どんな道を選んだかを知ると、自分にも可能性を感じやすくなります。ひとりで抱え込まず、会話の中からヒントを拾ってみましょう。

6. 完璧な答えを探さない

就活となると、「自分のやりたいことは○○で、その理由は…」と完璧な答えを用意しないといけないような気がしてしまいますよね。

でも、最初からはっきりとした夢がある人なんて、ほんの一部です。
大切なのは、「今の自分にできる範囲で、何を考えて、どう動いているか」を自分の言葉で伝えること。

たとえば、

「今の時点では明確な夢はありませんが、人と関わることにやりがいを感じており、少しずつ方向を定めているところです」

といったように、“過程”を素直に伝えることも、立派な自己表現になります。
焦って「正解」を探すよりも、「今の自分」にできることに目を向けましょう。

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仕事でやりたいことがない人の特徴8つ

社会人になってから、「この仕事、本当にやりたかったのかな」と思ったことはありませんか?
毎日がなんとなく過ぎていく中で、「やりがい」や「目的」が見えなくなっていくと、不安や迷いが大きくなっていきます。

でも、それはあなただけのことではありません。
実は「やりたいことがわからない」と感じるのは、とても自然なこと。特に、ここで紹介するような特徴を持つ人は、迷いやすい傾向があります。
自分に当てはまるところがあるか、ぜひ読みながら考えてみてください。

【仕事でやりたいことがない人の特徴8つ】

・真面目で責任感が強い
・いろんなことに興味があるけど、一つに決められない
・失敗を極端に怖がる
・周囲と自分を比べすぎる
・評価されることばかり気にしてしまう
・生活のために働いているけど、意味を感じたいと思っている
・仕事がルーティン化して、刺激がなくなってきている
・「天職」や「夢」という言葉にプレッシャーを感じる

1. 真面目で責任感が強い

責任感が強く、与えられた仕事をしっかりこなそうとする人ほど、「やりたいこと」よりも「やらなきゃいけないこと」を優先してしまいがちです。

上司や同僚の期待に応えたいという思いが強く、自分の本音や気持ちを後回しにすることも多いでしょう。
気がつけば、「自分は何をしたいんだっけ?」と見失ってしまうのです。

本当は、もっと自由に考えていいのに、「まじめな自分」がそれを許してくれないこともあります。

2. いろんなことに興味があるけど、一つに決められない

このタイプの人は、好奇心が旺盛で、いろいろなものに関心を持てる素晴らしい力を持っています。
でも、その分だけ「選べない」「決められない」悩みを抱えることも多いです。

たとえば、「企画も面白そうだけど、人と話す営業も悪くない」「文章を書くのも好きだし、イベント運営も楽しそう」と思ってしまい、結局どれを選べばいいのかわからなくなるのです。

「何か一つに絞らなきゃいけない」という思い込みが、逆に前に進む足かせになることもあります。

3. 失敗を極端に怖がる

「もしうまくいかなかったらどうしよう」「失敗して評価が下がったら怖い」
そんな不安が強い人は、新しいことに踏み出すことが難しくなります。

たとえ「ちょっとやってみたいな」と思えることがあっても、頭の中ですぐにリスクやマイナス面を考えてしまい、チャレンジできずに終わってしまうのです。
この不安が続くと、「やりたいことがない」のではなく、「やりたいことに近づけない」状態になってしまいます。

4. 周囲と自分を比べすぎる

SNSや社内の同期、学生時代の友人など、他人の活躍や人生と自分を比べて落ち込んでしまうことはありませんか?

「○○さんはやりたいことを見つけて転職した」
「△△くんは会社で活躍してるのに、自分は何も見つかっていない」
そうやって周囲と自分を比べすぎると、本来の自分のペースがわからなくなってしまいます。

比べるほどに、「自分はダメなんじゃないか」と自己肯定感が下がり、「やりたいこと」がますます遠のいてしまうのです。

5. 評価されることばかり気にしてしまう

「どうすれば褒められるか」「怒られないようにするにはどうすればいいか」といった“他人の目”を気にしすぎるタイプの人は、自分の内側の「好き」や「やりたい」に気づきにくくなります。

誰かにとって「正解」に見える仕事ばかりを選んでしまい、本当は心が動いていないのに、それに気づかないまま過ごしていることも多いです。
評価を気にすること自体が悪いわけではありませんが、それが強くなりすぎると、自分自身の声が聞こえにくくなってしまいます。

6. 生活のために働いているけど、意味を感じたいと思っている

「毎月の給料が必要だから働いている」という人は多いと思いますし、それは決して悪いことではありません。
でも、ふとしたときに「自分は何のために働いているんだろう?」と考えてしまうことがあります。

生活のために働いているのに、「やりがい」や「意味」も求めてしまう。そのバランスの中で、苦しさやモヤモヤが生まれてくることもあるんです。

「意味のある仕事がしたい」「誇りを持てる仕事をしたい」という思いがあるのに、それが見つからないと、「何もやりたくない」と感じてしまうことがあります。

7. 仕事がルーティン化して、刺激がなくなってきている

毎日同じようなことの繰り返しで、「これをあと何年も続けるのかな…」と感じている人は多いです。

最初はやりがいがあった仕事でも、慣れてしまって緊張感や成長を感じられなくなると、「本当にこれでいいのかな」と疑問を持つようになります。
それが続くと、やりたいことがないというより、「今のままでは満たされない」という状態になりがちです。

8. 言葉にプレッシャーを感じる

「天職を見つけよう」「夢を追いかけよう」
そんな言葉に押しつぶされそうになったことはありませんか?

本やSNSなどでは、キラキラした生き方が紹介されていて、それに影響を受けて「自分も見つけなきゃ」と焦ってしまう人も多いです。

でも、夢や天職は必ずしも“最初からあるもの”ではありません。実際には、働きながら少しずつ育てていく人がほとんどです。
「一生をかけてやりたいことがない自分はダメ」と思い込んでしまうことが、やりたいことを見えにくくさせているのかもしれません。

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やりたいことが見つからない時の対処法5つ

「やりたいことがわからない」
「好きなことも、向いてることも見つからない」
そんな悩みを抱えている人はとても多いです。

特別な才能がある人や、明確な夢を持っている人がうらやましく感じることもあるかもしれません。
でも、本当に大切なのは「今の自分を否定しないこと」と「小さな気づきから始めること」です。

ここでは、やりたいことが見つからないときに試してほしい5つの方法を、ゆっくり解説していきます。

【やりたいことが見つからない時の対処法5つ】

・小さな「好き」に気づいてみる
・一度、焦るのをやめてみる
・いろんなことを「試す」期間だと割り切る
・人と比べず、自分のペースで進む
・自分の過去を深掘りしてみる

1. 小さな「好き」に気づいてみる

「やりたいこと」というと、大きな夢や目標を思い浮かべてしまいがちですが、最初はもっと小さな「なんか好きかも」から始めて大丈夫です。

たとえば、

・YouTubeで料理動画を見るのが好き
・散歩してると心が落ち着く
・書店で長く過ごすのが楽しい
・誰かの相談にのるとやりがいを感じる

そういう“ささいな好き”は、やりたいことのタネになることがあります。最初は仕事や将来とつながらなくても、「自分の心が動いたこと」を大事にしてみてください。その感覚を集めていくうちに、「こういうことが好きな自分」に少しずつ気づけるようになります。

2. 一度、焦るのをやめてみる

「早く見つけなきゃ」「まわりはみんな前に進んでるのに」――そんな焦りがあると、余計に何も見えなくなってしまいます。

焦りや不安に飲まれてしまうと、本来は気づけるはずの小さなヒントにも気づけなくなります。だからこそ、一度立ち止まって「今は探す時期じゃないのかもしれない」と自分に言い聞かせることも大切です。

たとえば、

・今は“充電期間”と考えて、心を休める
・新しいことに触れるだけでOKとする
・あえて答えを出さないでみる

そんなふうに、自分を「見つけなきゃ」というプレッシャーから解放してあげましょう。リラックスした状態の方が、本当の気持ちに気づきやすくなります。

3. いろんなことを「試す」期間だと割り切る

やりたいことが見つからないときは、「探す」のではなく「試す」ことが大切です。考えているだけではわからないことって、実はとても多いのです。

たとえば、

・興味があるけどやったことがない分野の体験会に参加してみる
・軽い気持ちでボランティアをしてみる
・無料のオンライン講座を受けてみる

最初から「これが天職だ!」なんて思わなくてもOK。やってみて「これは違ったな」と思ったとしても、それは立派な収穫です。

「違う」とわかれば、「じゃあ次は何が合うだろう」と考える材料になります。経験を重ねることで、だんだんと輪郭が見えてくるんです。

4. 人と比べず、自分のペースで進む

SNSを開くと、「夢に向かって頑張ってる人」「目標を叶えている人」がたくさん目に入りますよね。
それを見るたびに、「自分はまだ何も見つけられていない」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

でも、人それぞれタイミングも、ペースも違います。早く見つかる人もいれば、30代・40代になってようやく「これかも」と思える人もいます。
人生はマラソンのようなものです。今すぐに答えを出さなくても、道の途中で見つかることだってたくさんあります。

大切なのは、「他人の人生」ではなく「自分の人生」に集中すること。自分の歩幅で、少しずつ進んでいけばいいのです。

5. 自分の過去を深掘りしてみる

これまでの人生の中に、「やりたいこと」のヒントが眠っていることがあります。思い出してみてください。

・どんなときにワクワクしたか
・何に夢中になっていたか
・どんな場面で「またやりたい」と思ったか
・誰かにどんなことで感謝されたか

たとえば、「小学校の頃に図書館で本を読むのが大好きだった」「文化祭でみんなの前で話すのが楽しかった」「友達の相談に乗ると“ありがとう”と言われてうれしかった」など、そういう経験には、あなたの“本質的な好み”が隠れています。

そこに少しずつ目を向けることで、「今の自分が何をしたいのか」につながっていくかもしれません。

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まとめ

「やりたいことがない」というのは、誰にでもあるごく自然な状態です。無理に見つけようとせず、今の自分の気持ちに正直になってみることが、何より大切です。

大きな夢がなくても、何かを始める理由は「ちょっと興味がある」くらいで十分です。迷っても、止まっても、遠回りしても大丈夫。
あなたの人生は、あなたのペースで進んでいいんです。

焦らず、比べず、自分らしい答えを見つけていきましょう。

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