今回取材を行ったのは、SNS総フォロワー数は10万人以上を誇る大学生インフルエンサーのはっしーさん!
高校卒業後にTikTokやYoutubeなどで活動を始め、原宿にある『ベビタピトーキョー』でも、インフルエンサーとして働いています。
「やってみたいことがたくさんあるからこそ、どれが自分に一番向いているキャリアなのか分からず悩んでいた」というはっしーさんは、”自分の気になることは全て挑戦してみる”ことで、夢を明確にしていったそう。
大学生になると、新たな出会いが増え自分の世界が広がっていきますが、一方で将来についての選択を迫られる機会も増えていく繊細な時期。
「どうしたら良いかわからない」と、漠然とした不安を抱える学生も多いのではないでしょうか。
夢がない。
何を突き詰めて、自分のキャリアを創っていけばよいかわからない。
挑戦したいけど、怖い。
こんな想いを抱えながら未来を模索している方に向けた、
“誰かを、自分を応援したくなる”、そんな記事となっています。
私だからこそ歩める人生にしたいから
ーバレエはいつからやっていたんですか?
はっしーさん:バレエは2歳のときから続けています。母がバレエをずっとやっていて、家がバレエ教室でもあるので、小さい頃から母に教わっていましたね。
現在はバレエ学校にも通いながら、家のバレエ教室で先生もしています。
ー続けていくうちに、プロになりたいなどの想いは芽生えていったのでしょうか。
はっしーさん:そうですね。将来的にバレリーナの道に進めたら良いなと考えています。
今は本当に『バレリーナになりたい』と決断することができましたが、少し前は正直迷っていたんです。やってみたいことがバレエ以外にもたくさんあったので、もう将来の道を絞ってもよいのだろうか、本当に後悔しないのかって。
ーどうやって決断をしたのでしょうか。
はっしーさん:興味のあるものは全部やってみることにしたんです(笑)将来自分にぴったりな職業に就きたいからこそ、時間がある今のうちに色々挑戦してみました。
例えばTikTokやYouTubeなどのコンテンツですね。洋服を作ったりディズニーのカチューシャを作ったり…と作ることが大好きで、将来ブランドを出したいという夢があるんです。
そんな時、自分で作ったものをTikTokやYouTubeに載せたらたまたまバズってファンが付いてきたので、もう少し頑張れば良い方向に動き出すきっかけになるかもと思い、力を入れるようになりました。
やっぱり皆に買ってもらって喜んでもらうためには、認知度やファンが必要なので。今は「ディズニーコンテンツ」以外にも「バレエについてのコンテンツ」や「私生活でよく起きる様々なあるあるネタ」など、自分のスタイルを少しずつ広げていってます。
そして役者。少女漫画あるあるというネタをTikTokで載せてみたところ反響がとても良く、友人やフォロワーさんに「はっしー女優も向いているんじゃない?」と言ってもらうことが多くて。少し前から事務所に通ってレッスンをしています。
挑戦したからこそ、見えた夢
ー興味のあることにたくさん挑戦してみて、気づいたことはありましたか?
はっしーさん:役者のお仕事に少し触れたことで、改めて私は”表現すること”が好きなんだと気づきました。そして、それを体現するのは「役者」ではなく「バレエ」だったんです。
バレエと役者って、どちらも表現力がとても大事になるんですが、大きな違いとして、バレエは声を使わないんです。声のトーンやボリュームで気持ちを伝える役者は、挑戦してみたからこそとても難しいと分かりました。
私には向いていないなと感じたので、役者のレッスンは今年で見切りをつけるんですが、「自分の得意なことは何なのか」「バレエの魅力って何なのか」ということに改めて気づくことができた貴重な経験でしたね。
ーインフルエンサー業は続けていくんですか?
はっしーさん:はい。TikTokは応援してくれているファンも増えてきましたし、私自身も誰かに面白い動画や需要のある動画を発信していくことがTikTokを通して好きになったので、これからも「インフルエンサー」としてより面白い動画を発信していくつもりでいます。この活動は、私のもう一つの夢であるブランドにも繋がっていくので続けたいですね。
でもなによりも、バレエをやっている子も見てくれるようになったことが一番大きいんです。バレエって本当にきついので、”同じように頑張る仲間がいる居場所”になれることが嬉しくて。それだけでも続ける理由になります。SNSであまりそういったバレエコンテンツを出している人が居ないからこそ、需要があるはずだと思うし、誰かの居場所になれたらなと思っています。
バレエとインフルエンサー業とブランド、この3つが上手いこと自分の中で繋がってきたので、諦めずに形にしていきたいと考えています。
ー実際に取り組んでみたからこそ、自分自身の中で本当にやりたいことが明確になったんですね。
はっしーさん:そうですね。バレエを頑張ろうって決断し直すまで、ずっと自分が何になりたいのか分からなかったんです。経験値的に言うとバレエがそれに一番近いはずなのに極めたいって思えなくて。
そうなった時、他にやってみたいことはたくさんあるけど、”どれが自分に向いてるんだろう”とか、”自分にしかできないことってなんだろう”ってまたそこで躓いてしまって、やりたいことがたくさんあればあるほど苦しかったんです。
でも、やってみたいことを一つ一つ挑戦してみたことで、「どんな自分になりたいのか」が見えたきっかけになりました。
まだまだ夢を掴むには道程は遠いですが、やっとスタート地点に立てたんじゃないかなと思います。
夢を叶えるために全力で
ーバレエってとても厳しいイメージがありますが、だからこそ成長できた部分ってありますか?
はっしーさん:そうですね、本当にきついです(笑)「バレエ向いてないから辞めたら?」とか「あんた何年バレエやってるの?」って、本当にストレートに怖い口調で先生から言われることが日常なので(笑)メンタルが本当に強くなります。
あとは、”忍耐力”だったり”継続して何かをやり遂げる力”、”自分をコントロールする力”など、得られたものはたくさんある気がします。何を言われても怒られても、バレエのほうが圧倒的に厳しいので、これから先どれだけ辛いことが合ったとしても乗り越えられるしやり切れるだろうなと感じていますね。
ー今の目標を教えてください。
はっしーさん:まずは、プロのバレリーナになるために、再来年のオーディションに向けてレッスンを頑張ります!日本のバレエ団に限らず、オーストラリアのバレエ団など、自分が良いなと思うバレエ団は全て受けるつもりでいます。
やっと本当に叶えたいと思う夢を見つけたので、気持ちをバレエに向けて本気で取り組んでいきます。
そしてインフルエンサーの活動もより一層力を入れ、ブランド作りにも挑戦していきたいです。
***
若いうちって、やっぱり悩むんです。
いや、若いうちに限らず、何年経っても何歳になっても、不安はつきものなのかもしれません。
でも私は、その感情は『一生懸命自分の人生と向き合っている証拠』だと思っています。
だからこそ、たくさん悩んで、挑戦して、自分と向き合って、時には寄り道や遠回りもして。そうやって自分の中の可能性をどんどん広げていってほしい。
人生を変えるようなきっかけも、ヒントも、意外とその辺に落ちているかもしれません。
- はっしーさん
はっしー|インフルエンサー 動画クリエイター2001年生まれ。東京出身。2歳の頃から親の元でバレエを始め、現在東京バレエ学校にも所属。高校卒業後TikTok、Youtubeをはじめ、現在のSNS総フォロワー数は10万人以上。現在TikTokではバレエを多くの人に知ってもらうため「バレエあるある」というネタ動画を発信しているクリエイター。また去年原宿にオープンしたベビタピトーキョーで、インフルエンサーとして働いている。
今後は本格的にバレリーナを目指しながら、趣味のDIYや洋服作りを活かし、自分のファッションブランドの立ち上げに取り組む。TikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@hassy_hassy
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