今回は元就活アイドルとして活動し、UUUMゴルフのMCを務めた後、タレントとして大手芸能事務所であるホリプロに所属。今後ゴルフタレントとしてさらに活躍の場を広げようとされている なみきさんに取材させていただきました。
また、なみきさんはサッカー元日本代表の槙野智章選手と一緒に弊社のイメージモデルを務めてくださっています。
就職活動に迷っている方、自分のキャリアに悩みや不安がある方に、ぜひ読んでいただきたい記事です。
挑戦心から掴んだ憧れへの道
ーなみきさんの幼少期の夢はなんでしたか?
なみきさん:幼少期の夢はモーニング娘でした(笑)ずっとテレビを見ていたようなテレビっ子だったので芸能活動に憧れていた部分はあります。
ーその夢を叶えるために幼少期や学生時代なにか取り組んでいましたか?
なみきさん:関西出身なんですが、芸能活動をするためには東京に行かないといけないと勝手に思っていて、半ば諦めていた部分もありました。
でも関西に芸能活動をするために何かしようと思い、宝塚ジェンヌさんに憧れてたのもあって、養成所(宝塚コドモアテネ)に6年間通ってました。その時にクラシックバレエ、日本舞踊、声楽をやってました。
※宝塚コドモアテネ:http://www.tms.ac.jp/atene.html
ー親御さんがというよりはなみきさん自身が芸能活動をやりたいという気持ちが強かったんですか?
なみきさん:宝塚を見に行くきっかけづくりをしてくれたのは両親です。養成所に通いたいって言ったのは自分からですね。養成所に通える年齢制限が小学校4年生から中学校3年生までの6年間のみだったので、小学4年生から入って中学3年生までの6年間通ってました。
ー養成所に通われていた人は6年間行ったらプロの道に進む人が多いのでしょうか。
なみきさん:もちろん皆さん宝塚ジェンヌさんになりたくて入る人が多いんですが、6年間やって行くともちろん「プロの道に行かない」という選択肢を選ぶ人も出てきます。でも、大半はその後もプロを目指しています。
ー宝塚の養成所って特に厳しいイメージがあります。そこでの挫折経験はありましたか?
なみきさん:そうですね。歌ったり踊ったりすること自体はすごく好きだったので続けられていたんだと思います。
そんなに苦しかった思い出はないんですけど、厳しかった思い出はすごくあって。お弁当とかも先輩がお箸つけるまでは、後輩は授業が終わっていたとしても絶対先に食べては行けないとか、挨拶もハキハキしていないとダメなので、そういう上下関係は厳しかったです。
ーそこから、今のお仕事につながるような活動をされたんですか?
なみきさん:音楽が好きっていうのは養成所で分かったんですよね。だから音楽で何かしたいと思っていて。その時音楽で出来ることはピアノしかなかったので、ピアノ専攻で音大に行こうと思いました。
でも、親からの「ピアノだけで食べていくのはきついよ」という反対意見もあって。大学に行ってもらいたいっていうのもあったんだと思いますが、悩んだ末にピアノは趣味にして大学に行くことを決意しました。
ー大学でのお話を聞かせてください。
なみきさん:大学に入ってすぐは特にやりたいこともぼやっとしていたんですけど、でも、大学で東京に行けたわけですよ。「あ!あの芸能界の東京だ!」と(笑)。そこからまた芸能活動を意識し始めたんです。
しばらく普通の大学生活を過ごしていたんですけど、たまたま入ってたバンドサークルの先輩が、それこそ「キチョハナ」のカメラマンやっていた人なんです。その人に「キチョハナカンシャ」っていう就活アイドルがあるんだけど芸能やりたいって言ってたしやってみない?って言ってもらえて。そこから「キチョハナ」が始まりました。
※shabell社が行っていた就活アイドルプロデュース
ーキチョハナは『本気で内定を目指す、就活アイドル』というコンセプトで活動されていたと思うんですが、企業勤めというのも視野に入っていたんですか?
なみきさん:就活アイドルという名前でやっていて、チャンスが有れば芸能の道に行きたいなと思いつつも、大学3年、4年になってくると現実を見ることも増えて、「就活しないとなぁ」って思えてきて、なんとなくぼやっとした気持ちで就活はしていました。
「キチョハナ」を卒業したのは大学4年生の時で、卒業ライブの時までいました。就職活動では、アナウンサーとか芸能に近いって意味でも視野に入れてたんですけど、なかなかうまく行かなくて、守岡さん(弊社代表)に相談したんですよ。「就活うまくいかないし、やりたいことも見つからないし」って。
その時にUUUMゴルフの話をいただきました。ゴルフは未経験だったんですが、やってみたい!と思いました。挑戦心みたいなのだけはあったので(笑)。そこからですね、UUUMゴルフのMCをやらせてもらったのは。
※UUUM…youtuber事務所
ーUUUMゴルフさんでの仕事内容を教えて下さい。
なみきさん:UUUMゴルフのMCは、きっかけはUUUMで社員として働いていたことなんですよ。だから社員と同じように事務作業もあります。いわゆる一般の社会人をやりながら、YouTubeに出るっていうことをやっていました。簡単に言うとアナウンサーみたいなものです!アナウンサーの人も局員だけどテレビに出るじゃないですか。そんな感じのポジションでやらせてもらってました。
ー席が近いのが理由でYouTuberに指名されたとか…?
なみきさん:ほんとにそんな感じで(笑)
「特にゴルフができるわけでも知ってるわけでもないけど、ゴルフのチャンネルやるなら女の子必要だよね。」っていう社長の発言からじゃあもうインターンやってるあの子でいこう!みたいな、そんなノリでした(笑)
ー入社されてからどれくらいの出来事なのでしょうか。
なみきさん:UUUMゴルフのMCをやるってなってから入社したので、まだその時は入社してませんでした。それまでは、インターンとして働かせていただいていたので。
ー当時不安はありましたか?
なみきさん:もちろんありました。0からのスタートだったので、正直不安で社長にも伝えたんです。「私で大丈夫ですか?」って。そしたら社長に、「いや、逆にそれがいいんだよ。本当に勉強しなくていいよ。なみきちゃんのそのままのリアクションで良いんだよ。」って言われて。それでいいんだ!って思えるようになって不安は解消されていきました。
ー社員としての仕事もしながら、ゴルフの練習や勉強もして撮影して、YouTube活動も行う毎日だったのでしょうか。
なみきさん:はい。でも、最初ってゴルフの知識も技術もなかったので正直、UUUMゴルフのチャンネル見てもらったらわかると思うんですけど、最初の方は私はそんなに出てないんですよ。ゴルフの話をプロにされても受け答えできなかったので。だから見学とか、カメラ回したりとか裏方ばっかやっていました。でも、一緒に撮影行くことで勉強にもなりました!
私はUUUMの社員なので10時出勤の19時退社で、朝と晩は空いてるじゃないですか。だからその時に練習行くかジム行くかのスケジュールでした。ほんと毎日そんな感じで。
社会人1年目は友達とあんま遊んでないんじゃないかなっていうくらい社員とゴルフのそんな日々を繰り返してました(笑)
ーそこから独立してからホリプロに所属されたと思うんですが、どのような経緯があったのでしょうか。
なみきさん:独立しようと思ったのはもっとタレントとして確立していきたいなって思ったからです。UUUMだとどうしても社員とタレントになるので。全力でコミットしても力が半分半分になると思っていて。実際にタレントと社員を両方やってたからこそ、タレント側に力を100%注ぎたかったので独立したんです。
独立して半年経ってやっていると、UUUMにいた時のありがたさをとても感じるし、独立したからこそ今までに無い大変さを感じて。それで、セルフプロデュースはあまり向いてないと気がつきました。それを上手くやれる人もいると思うんですけど、私は全部をオールマイティにはできないので。
一期一会を大事にしていきたい
ーなみきさん自身が大事にしていることを教えてください。
なみきさん:親にも言われたんですけど、私が大事にしていることは「一期一会」なんですよね。人との出会いとかって「偶然」という人もいるんですけど、そんなことはないと思っていて。偶然じゃなくて全部「必然」だからこそ、たまたま会った人でもその出会いは必然だったと思うからその関係を一回一回大事にしようと思うし、その関係から何か繋がっていくんじゃないかって思っていたので、それだけは大事にしていきたいです。
あとは負けず嫌いですかね。やはりどうしても人に負けたくないという気持ちは持っていたので、それもやってこられた理由かなと思っています。
ーキャリア選択の中で一番悩んだのはどんな時ですか?
なみきさん:選択肢を与えられた時にいつも損得を考えてしまうんです。だからこそ不安を感じるし悩みが絶えなくて。
でも、実際損得ってそんなに無いじゃないですか。そこをいつも考えてしまうので、不安を感じるし色々悩んだところなんですけど、私がキャリア選択できたのは周りの人の力があったからです。学生の時はやはり親もアドバイスしてくれてたりしたし、教育だと思うんですけど、大人になるにつれて親も答えを言ってこなくなったんですよ。
キャリア選択は自分で考えなきゃだめだと思うんですけど、周りにいる人たちがすごくいいアドバイスをくれたから結果的にいい選択できたのかなって思います。
ーなみきさんが大事にされている一期一会とリンクしますよね。今のキャリアの中で、この道を選んでよかったなと思う瞬間ってありますか?
なみきさん:あります!一期一会を大事にしてきたのもあると思いますし、それが証明されたのも嬉しいです。
「ゴルフ」に関われたことでさらに繋がる人の輪が広がったんですよ。それもすごくありがたいですし、今後のことも夢を持って、高い目標持って頑張れるなってポジティブに思えるようになりました。
ー今後のキャリアについての目標はあるんですか?
なみきさん:今はゴルフを主軸として活動しているので、まずはゴルフタレントとして確立したいんですけど、もう一つやりたいことがあって。
経歴を聞いてもらったらわかると思うんですが、音楽がやりたいんです。今後はゴルフと音楽の2軸で、「ゴルファーアーティスト」のような、新しい形で活躍していきたいです。
「就活といえばshabell」になってほしい
ーshabellのサービスの話をきいて最初どのような印象を持ちましたか?
なみきさん:第一声はもっと早くできてほしかったなでした(笑)
私も就活で悩んでた人なので。なろうと思ってもなり方がわからないし、就活にマニュアルがあるわけでもないし、道があるわけでもなかったので。
shabellっていうアプリはそういうのを叶えてくれそうで、純粋になりたい職業を探せるし、叶えるための道を作ってくれそうなアプリなんじゃないかなと思っています。
ー今後shabellに対して期待していることを教えてください。
なみきさん:「就活といえばshabell」のような、就活生に必須のアプリになって欲しいです。あとは、shabellで可能性広げられてよかったと思って欲しいですね。
みんながやりたい仕事について楽しく仕事して欲しいです。日本の社会って、朝から晩まで生活のために働いてヒーヒーいうみたいなイメージがあります(笑)。
それが現実なのかもしれないですけど、仕事の一つ一つにやりがいができるような社会になればいいなと思っています。
ー最後に未来ある若者に応援メッセージをいただきたいです。
なみきさん:まだ経験の少ない人生ですが、その中で思うことは「真面目に小さい頃から生きてきて、言われたことをやってきたからといって成功するとは限らない」ということです。
やっぱり信念を突き通すということは、頑固とかわがままって言われるかもしれませんが、時にはそれを出す必要があるのかなと思います。
だからそういう自分のやりたいこととか仕事っていうのは、まさにそこだと思います。最初から可能性を狭めるんじゃなくて、まずは自分に正直になって、やりたいこととか仕事を一度はやってみるのが一番いいんじゃないかなって思います。やっぱり、やらない後悔よりかはやって後悔です!可能性はみなさん平等です!
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今回はタレントのなみきさんにインタビューをしました。タレントや芸能活動を目指す方にとって、興味深いお話だったと思いますし、この先のキャリアに希望や目標が持てない方にとっても、とても心に刺さるお話だったと思います。
「最初から可能性を狭めるんじゃなくて、まずは自分に正直になって、やりたいこととか仕事を一度はやってみるのが一番いいんじゃないかなって思います。やっぱりやらない後悔よりかはやって後悔です!可能性はみなさん平等にあると思うので!」とインタビューの最後に話してくださいました。
shabellbaseでは今後も多種多様なキャリアを築く方々を紹介しています。
あなたの夢探しやライフプランに役立つヒントを見つけてみてください。
- なみき さん
なみき|タレント1995年生まれ。兵庫県出身。UUUMでインターンをしていたことがきっかけでUUUMゴルフのMCに抜擢。UUUM社員でありながらYouTuberとして二足の草鞋を履いていた。その後、UUUMを退社し、チャンネル登録者数13万人を超えるYouTubeチャンネル「なみきゴルフ」を運営。2021年からホリプロに所属している。
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