新卒だけど転職したい!キャリアアドバイザーが転職成功・失敗例を分析

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「入社してみるとなんだか思っていたような会社と違う……」

「働きはじめると仕事と自分が合っていないことに気付いて辛い」

「やりたいことが出来なくて不満」


就活を乗り越えて入社したにも関わらず、入社から間もないタイミングでズレや不満を感じる新入社員は少なくありません。中には就活をやり直したい!転職したい!と強く考え始める方もいるでしょう。

しかし、実際のところ新卒の転職はうまくいくのでしょうか?

この記事では実際に多くの求職者のサポートを行ってきたキャリアアドバイザーに取材を行い、新卒の転職の傾向を踏まえた上で転職したほうが良い人・慎重に検討すべき人の特徴を伺ってきました!

転職しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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第二新卒や新入社員が転職したいと考える理由

転職に悩む新卒社員キャリアアドバイザーの方に聞いた、第二新卒・新入社員が転職したいと考える理由について紹介します。
入社後とりあえず3年は働くべき」といった意見もあるなかで、入社してから3年経たずに転職を検討する方は年々増えているそう。そのうえで、新入社員、第二新卒で転職を決意する理由は、ネガティブ要素からくるものが約8割、ポジティブ要素からくるものが約2割なんだとか。

新入社員や第二新卒が転職を考えるネガティブな理由

 

・社風が合わない
・残業が多い
・仕事がきつい
・人間関係が悪い
・入社前に感じていたイメージと違っていた

転職を検討する中で多い「ネガティブな理由」が上記の内容です。
企業探しの段階で自分のやりたいことのイメージができていなかったり、会社の良いイメージだけが先行してしまったりすると、入社後にギャップが生じてしまい働きにくさを感じてしまうことに。

特に新型コロナウイルスが流行してからは、採用選考もオンラインで行うケースも増加しました。実際に企業に赴き、リアルな様子を知る機会が減ったことも、入社後のギャップが生まれやすくなった要因になっているようです。
ネガティブな要素に共通しているのは、入社を決める際に「納得」できていないということでしょう。もちろん、納得して入っても人間関係などで悩んでしまうケースは考えられます。
しかし、入社前にしっかりと企業分析を行ってギャップを最小限に抑えることで、「こんなはずではなかった」という思いを回避できる可能性は高まるでしょう。

新入社員や第二新卒が転職を考えるポジティブな理由

・他の会社で身に付けたいスキルがある
・達成したい目標のため

キャリアアドバイザーの方いわく、全体の約2割ほどだというポジティブな理由での転職理由。共通しているのは、納得して入社したうえで、自身の達成したい目標やスキルを見据えた転職を検討しているという点です。
例え労働環境が多少理想通りではなくても、自分の求める理想や価値観に合致している部分があれば目標を達成できるまで無理なく働けるもの。
自分が何を求めているのか、将来的にどうなりたいのか」がしっかりとわかっている人であれば、納得したうえで入社し、ポジティブな理由での転職を検討できているようです。

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転職の選択肢もおすすめな新入社員・第二新卒社員の特徴5つ

親指を立てるビジネスマン新入社員や第二新卒が、入社後に転職を検討する理由について紹介しました。その中で、転職の選択肢もおすすめできる新入社員や第二新卒社員はどのような特徴を持っているのでしょうか?
その特徴は、5つあります。

・将来から逆算し、必要なスキルや経験を理解できている人
・周りに流されず努力できる人
・周りのせいにしない人
・現在の会社が目標を成し遂げられる環境ではない人
・軸がある人

それぞれ見ていきましょう。

1:将来から逆算し、必要なスキルや経験を理解できている人

転職を考えるのであれば、自分の目標や将来像は明確かどうか、立ち止まって確認してみましょう。もし、漠然とした将来像しかないのであれば、転職は最善な選択肢とは言えないかもしれません。
目標を実現するためにはどのようなキャリア形成を行うべきなのかをきちんと理解できている人は、企業選びも失敗しにくく、成長する可能性が高いでしょう。

2:周りに流されず努力できる人

転職をおすすめできない人に共通している特徴は「周りに流されやすい」人なんだそう。例えば、努力していない人が集まっているようなぬるめの環境においても、周囲に流されることなくコツコツと上を目指して努力できる人は、転職しても成功するでしょう。

3:周りのせいにしない人

「努力をわかってくれないから」「上司と合わないから」こんなネガティブな理由で転職を考える方も多いでしょう。
しかし、どんな会社に入っても良い面や悪い面は必ずあります。すべてが自分の理想を叶えてくれるような環境は世の中に存在しないでしょう。
外的要因があるにせよ、自分にも必ず原因があるもの。辞めたい理由を考えたときに、周りのせいにせず、自分の欠点や足りないところにも目を向けられ、改善案を考えられる人は転職しても成功する確率が高いようです。
自分の欠点や足りない点がわかっていないと、転職してもまた同じ不満を抱えてしまいます。周りのせいにせず、自分の足りない部分を見つめられる人が転職の選択肢もおすすめできる人材です。

4:現在の会社が目標を成し遂げられる環境ではない人

「周りのせいにしない」というのはもちろん大切ですが、大前提として現在の会社が目標を成し遂げられる環境ではない場合は、転職を検討するのもアリ。その場合も目標が明確化されている必要があります。
例えば、「野球選手になりたい」という目標を掲げている人が、サッカーの練習ばかりする環境に身を置いていたら成長が遅れてしまいますよね。それであれば、野球を習える環境に身を置くことを検討すべきでしょう。

5:軸がある人

明確な目標を定められている「軸がある人」は、自分に何が足りなくて、どんなスキルが必要なのかがイメージしやすいもの。そのため、軸がしっかり定まっている人物であれば、新入社員や第二新卒でも転職をおすすめできます。

 

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転職せず今の職場でもう少し様子を見たほうが良い新入社員・第二新卒社員の特徴5つ

手をクロスするビジネスマン反対に、転職せず今の職場でもう少し様子を見たほうが良い新入社員、第二新卒社員の特徴はどんなものがあるのでしょうか?
その特徴は、以下の5つ。

・ネガティブな理由で転職を検討している人
・周りのせいにする人
・軸がない人
・企業を条件面だけで判断する人
・情報収集ができない人

 

1:ネガティブな理由で転職を検討している人

転職検討理由で最も多いネガティブな理由ですが、こういった悪い面だけを見て転職を考えている人はもう少し様子を見ることをおすすめします。
入社後のギャップは、少なからず誰しもが経験するもの。イメージしていた通りの環境じゃなかったり、マイナス面が見えてきてしまったりするのは、ある程度しょうがない部分でもあります。
ネガティブな理由は、自分にも原因があるのか、それとも「ブラック企業」といえるような、圧倒的に悪い環境からくるものなのか第三者の視点も交えて検討すべきです。
そのうえで、環境適応力を高めるのと転職をするのではどちらの方が自分にとって最適かを冷静に判断すべきです。

2:周りのせいにする人

どんな会社でも良い面、悪い面はあるもの。そのうえでマイナス面をすべて人のせいにしたり、自分の欠点がわかっていなかったりする人は、転職しても同じような悩みを抱えてしまう恐れがあるでしょう。
本当に自分で努力したり譲歩したりできる余地はないのか、一歩引いて考えてみましょう。そして、それは転職をすることで根本的な解決に繋がるのかじっくり考えてみることをおすすめします。

3:軸がない人

自分が何を大切にしたいのかがわかっていないような「軸のない人」は、納得できる転職は難しいでしょう。なぜ今の環境ではだめなのか、自分はどうなりたいのか。どんなスキルが必要なのか。ここをまず定めてから転職先を探すべきです。
なにも軸は、仕事中心の生活を送る場合に適用されるものではありません。軸の定義はひとそれぞれです。
もし「自分の軸が何かわからない」という人がいれば、会社を辞めたくなったときに踏み止まる理由を探してみるのも良いかも。

給料が良いから頑張ろうなのか、人間関係が良いから頑張ろうなのか、スキルが身につくから頑張ろうなのか。その踏み止まれる理由が、あなたが大事にしたいと考えている軸なのかもしれません。

4:企業を条件面だけで判断する人

企業を条件面だけで判断する人も、転職を思いとどまった方が良いかもしれません。
自分の軸が決まっていて、「この条件だけは譲れない!」と判断して決められる場合は問題ないですが、なんとなく条件面を見て判断している方は注意が必要です。

5:情報収集ができない人

情報取集が上手くできていない人も、転職はおすすめできません。入社後のギャップを少なくするには、自分で納得して選択する必要があります。その判断材料として重要になってくるのが、企業の情報です。
最も有効なのが、在職している社員に直接話を聞くこと。最近ではSNSや説明会などでリアルな声を聞きやすくなっているので、積極的に情報収集してみましょう。

 

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転職エージェントの過信は危険!キャリアコンサルタントが明かす実情

転職活動をする新卒社員転職を検討する際、転職エージェントに相談しようと考えている方も多いのではないでしょうか。
実は、知識がない状態で転職エージェントに相談することで転職が失敗する危険があるんだとか。


転職エージェントは、ビジネスとして相談業を行っています。転職希望者を企業に紹介することで紹介料を得られるということは、学生にとって最善の企業を勧めるだけでなく、紹介枠のあいている企業を機械的に学生へ勧めるケースも往々にしてあります。このビジネスモデルを理解できていない人は要注意です。


きちんと自己分析ができていて、行きたい企業や業界、自分の求めるスキルが明言できる状態であれば問題ないかもしれませんが、ネガティブな理由から「とりあえず転職したい」「今の環境から早く逃げ出したい」と転職を検討している方は、エージェントの言葉に流されて、納得しないまま選考が進んでしまう可能性があります。


もし、自己分析ができていないのであれば転職エージェントと面談を組むよりも先にキャリアコンサルタントに相談してみるのもおすすめです。

 

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まとめ

キャリアアドバイザーに相談する転職者新入社員や第二新卒社員が転職を検討する理由をはじめ、転職がおすすめできる人の特徴、思いとどまった方が良い人の特徴などを解説しました。

さまざまな要因がある中でもっとも重要なのは、「自己分析ができていて、軸があるかどうか」という点でしょう。この部分がブレていると、自分が何をしたいのかわからず転職はうまくいきません。

とはいえ、「自分の軸が分からない」「誰に相談すればいいのかもわかない」という方も多いのではないでしょうか。そんなときは、周囲の人に相談するのも一つですが、キャリアのプロに相談するのも有効な手段です。

一歩踏み出すことから始めてみましょう!

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