入社してから半年以上が過ぎましたが、新卒の皆さんは会社に馴染めたでしょうか。
中には「新卒だけど、会社が辛い。もう辞めたい…」と悩んでいる人もいると思います。「働いてみたら思っていた会社と違った」「会社の労働環境がよくない」など、理由は様々あると思いますが、新卒で会社を辞めたいと思ってしまうことは決して甘えではありません。
まずは自分の状況を見直して、働き続けられる対処法や新卒でも円満な会社の辞め方について解説します。キャリアのプロに相談したいという方はしゃべりおの利用もおすすめです。→しゃべりおの詳細はこちら
新卒だけど会社を辞めたい!甘えてる?
実は、新卒一年以内に会社を離職する人は意外と多いんです。
会社は毎日通う場所ですし、生活もかかっているからこそ簡単に「会社辞めたい」と言えないですよね。自分の視野を狭めずに新卒だからこそ将来に向けて柔軟に考えていくことが必要です。
新卒一年以内の離職率は?
厚生労働省のデータによると、令和4年卒の大学生の新卒3年以内の離職率は33.8% だそうです。うち、1年目(新卒)の離職者は12.1%となっており、就職してからの3年間で新卒が一番離職する可能性が高いのです。
参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00010.html
新卒で会社辞めても大丈夫?
「会社辞めたい」とはいえ、新卒で会社を辞めるのはとても勇気のいることですよね。周囲や親からは新卒だからこそ「もう少し続けてみたら?」と引き止められてしまうこともあります。
新卒での転職が厳しいと言われるのも一つの事実です。以下の記事で詳しく解説しています 新卒1年目で転職を考える人は、少なくありません。就職活動中に「この会社で働きたい!」と意気込んで入社しても、実際に働いてみると「思っていたのと違う」と感じることがあります。しか[…]
新卒だからとはいえ自分に合わない会社でストレスを溜め続けるのはよくありません。まずはなぜ「会社を辞めたい」と思ったか、一つずつ整理していきましょう。
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新卒でも会社を辞めたいと思った理由を整理しよう
新卒で慣れない社会人生活、「もう会社を辞めたい…」という思いに駆られて勢いで退職を決意していませんか?新卒での会社辞め方を考えるよりも先に大切なのは「なぜ会社を辞めたいのか」を明確にすることです。
実際にあった新卒の”会社を辞めたい理由”を集めてみました。まずは気持ちを整理してみましょう。
・労働環境が違う(残業・休みなど)
・社内の人間とうまくいかない
・やりがいを感じられない・評価されない
給与が低い・昇給しない
新卒が会社を辞めたい理由として多いのが、「給与が低い」「昇給が見込めない」といった不満です。
新卒では入社前に思っていたよりも手取りが少なく、生活が苦しく感じてしまうこともありますよね。また、立場の低い新卒はどれだけ努力しても給与が上がらない環境だと、よりやりがいを感じにくくなります。
新卒で「給与が低い」だけが理由の場合、「辞めたい」と思うのは早いです。まずは副業や資格取得などで自分の市場価値を高めるのも一つの方法です。 新卒のうちから少しずつスキルを身につけておくことで、将来より条件の良い会社へステップアップできる可能性が広がります。
労働環境が違う(残業・休みなど)
24卒の先輩の声(新卒)いわゆる”ブラック企業”というほどではなくても、新卒で入った会社の休みや残業の制度が想定と違うと「辞めたい」と思うのは当然ですよね。新卒だからこそ、入社してからわかることが多いです。
会社内の人間とうまくいかない
直属の上司や部署内の人間関係も新卒が「辞めたい」と思いがちな理由の一つです。特に新卒は、常に業務を教えてもらう立場であり怒られたり、注意されたりしてしまうこともあるでしょう。
人間関係は異動がない限り、あまり変えられる可能性がありません。特にハラスメント行為に発展している場合や、心身に影響が出ている場合、「辞めたい」と感じてしまうことは甘えではありません。すぐに然るべきところに相談して、辞め方を考えましょう。
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やりがいを感じられない・評価されない
「思っていた会社と違った…」というギャップやミスマッチは新卒の場合、辞めたい理由に多いです。あなたの中で会社や業務への理想形が高いほど、ギャップが生じやすくなってしまいます。
ただし、このような理由の場合今の環境でもうまくいくようになるケースもあります。仕事は一年でできるようになるものではありませんし、今目の前にある仕事は後々大きな目標を達成する手助けになるかもしれません。辞め方を考える前に、周りの先輩や上司の姿を自分のキャリアプランと照らし合わせてみましょう。
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新卒で「会社辞めたい」と思った時にやるべきこと5選
「もう限界かもしれない」と感じたとき、新卒で勢いで辞めてしまうのはリスクがあります。まずは冷静に現状を整理し、後悔しない判断をすることが大切です。
ここでは、新卒で「辞めたい」と思ったときに取るべき5つの行動を紹介します。焦らず一つずつ取り組むことで、円満な辞め方や次のキャリアにつながります。
・「辞めたい」と思う原因を明確にする
・転職活動を始める
・社内での解決を目指す
・辞めた後のキャリアプランを考える
まずは家族や友人、第三者に相談する
「辞めたい」と思ったときは、まず信頼できる人に話してみましょう。
家族や友人、あるいはキャリアカウンセラーなど、第三者に相談することで、気持ちが整理されることがあります。
自分一人では視野が狭くなりがちですが、他者の意見を聞くことで新たな気づきが得られるかもしれません。感情的に判断する前に、客観的なアドバイスを受けることで、辞める・続けるのどちらにしても納得のいく決断がしやすくなります。
「辞めたい」と思う原因を明確にする
辞めたい気持ちの背景には、必ず原因があります。上司や同僚との人間関係、仕事内容への不満、体力的・精神的な疲れなど、何が一番つらいのかを整理しましょう。
ノートに書き出してみると、自分の悩みが可視化され、解決できることとそうでないことを見極めやすくなります。
原因がはっきりすれば、「転職した方がいいのか」「部署異動で解決できるのか」といった今後の方向性も見えてきます。
転職活動を始める
「次の仕事を決めてから辞めたい」という気持ちが強い場合は、すぐに退職を決断するのではなく、並行して転職活動を始めてみましょう。
実際に求人を見たり、エージェントに相談したりすることで、自分の市場価値や選択肢を客観的に理解できます。
転職には2〜3月や9〜10月などの年度替わりや下半期の始まりが狙い目です。新規採用が増える傾向があるため、より多くの求人から選ぶことができます。
次の職場が決まっていれば、経済的にも精神的にも円満な辞め方を進められます。焦らず、自分が本当に納得できる働き方を探すことが大切です。
社内での解決を目指す
辞める前に、まずは社内でできる解決策を探ってみましょう。上司に相談して業務内容を調整してもらったり、部署異動を検討してもらったりすることで、環境が改善されるケースもあります。
もし、上司や同僚からのパワハラ・モラハラなどが原因であれば、会社の人事部や相談窓口を活用するのも一つの手です。ハラスメント問題は一人で抱え込まず、早めに第三者へ相談することが大切です。いきなり退職を申し出る前に、社内のサポート体制を確認し、「改善の余地があるか」を見極めて判断するとよいでしょう。
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辞めた後のキャリアプランを考える
退職を決める前に、「辞めた後にどうするか」を具体的に考えておきましょう。
次の仕事を探すのか、スキルアップのために勉強するのかなど、方向性を明確にすることで不安を減らせます。
また、生活費や転職活動の期間など、現実的な準備も重要です。将来の目標や理想の働き方を見据えて、今の決断が本当に必要かどうかを冷静に判断するようにしましょう。
新卒で辞めるデメリット
新卒で早期退職を選ぶと、「今がつらい」という気持ちは救われやすい一方で、転職市場での見られ方や、お金・スキル面で不利が出ることがあります。
特に“辞めた後”に効いてくるデメリットは、事前に知っておくだけで対策できるものも多いので、ここでは代表的な注意点を整理します。
・スキルが育たない/やりがいに後から気づく可能性
・賞与や失業手当がもらえない場合がある
・仕事が続かないと思われる可能性がある
第二新卒・中途での転職活動が大変
新卒で辞めると、転職では「第二新卒」枠に入れる時期もありますが、必ずしも有利とは限りません。
職歴が短い分、実績やスキルで勝負しづらく、志望動機・退職理由の説明が選考の中心になります。また、求人は“即戦力”寄りの中途募集が多く、未経験可でも最低限のビジネスマナーや継続性を見られがちです。
準備不足だと書類で落ちやすく、選択肢が狭まる可能性があります。
スキルが育たない/やりがいに後から気づく可能性
早期退職は、仕事の基礎が身につく前に環境を離れることになりやすく、スキルの蓄積が止まりがちです。
多くの業務は慣れてから面白さが出るため、最初の壁(人間関係、覚える量、失敗)を越える前に辞めると、「実は向いていた」「もう少しで楽になった」と後から気づくケースもあります。
結果として転職先でも同じ壁にぶつかり、また辞めたくなる…というループに入るリスクもあります。
賞与や失業手当がもらえない場合がある
お金の面では、賞与(ボーナス)が支給要件を満たさず不支給になることがあります。多くの企業は査定期間・在籍要件があり、退職時期によってはゼロもあり得ます。
また失業手当も、自己都合退職だと給付開始までの待期・制限が発生しやすく、そもそも雇用保険の加入期間が短いと受給できない場合もあります。退職後すぐに収入が途切れると焦って転職先を妥協しやすいので、貯金・退職時期・制度確認が重要です。
仕事が続かないと思われる可能性がある
採用側は「また短期で辞めないか」を強く警戒します。新卒での早期退職は珍しくないとはいえ、理由が曖昧だと“忍耐力がない”“他責思考”と受け取られがちです。
特に同業界・同職種へ行く場合は、「なぜ前職で解決できなかったのか」「次はどう防ぐのか」まで説明が求められます。対策としては、退職理由を事実ベースで整理し、学び・改善策・次の環境で再現性がある行動(相談、工夫、継続)をセットで語れるようにしておくことが大切です。
新卒が「辞めたい」と思った時に使える前向きな退職理由
・自分の強みを活かせる環境で成長したいと思った
・スキルアップを目指したいため
・家庭の事情(実家に戻る必要が出てきたなど…)
【引き止められた場合】次の転職先が既に決まっている
前向きな理由だと、引き止められにくくなります。また、転職活動をする上でも前職への不満を理由にするのはNGです。
「第二新卒」としての転職を考えている人の中には、「やっぱり辞めといた方がいいのかな」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。新卒で入社して数年以内に転職を考えることは、社会的なプレッシャーや周囲の反応を受け、決して軽い決断ではありま[…]
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退職ってどう切り出す?新卒が「会社辞めたい」と思った時の辞め方
新卒の場合、「まだ一年経っていないのに会社辞めるなんて…」と切り出しづらく感じる人もいますよね。転職活動の開始時期や会社の面談の開始時期などを考慮して、新卒が辞めたいと感じた時の手順を解説します。
2.退職の意思を伝える
3.退職日を決める
4.退職願を作成する
5.業務の引き継ぎをする
1.上司に相談する
まずは直属の上司と1対1で話す機会を作りましょう。あらかじめ連絡を入れ、ゆっくりと話せる時間を作ってもらうことが大切です。
自分から声をかけづらいという場合はメールや会社内チャットでも大丈夫です。どうしても直属の上司に言いづらい場合は人事部や信頼のおける部署の上司に相談することから始めましょう。また、会社によっては上司との定例ミーティングなどが設けられています。そのような場で切り出すのもOKです。
2.退職の意思を伝える
「会社辞めたい」と意思が既に固まっている場合、相談するのではなくはっきりと理由を伝えましょう。ただし、一方的に「⚪︎日に辞めます」と宣言するのではなく「退職させていただきたいのですが…」と丁寧に話を切り出しましょう。
新卒の場合、会社に引き止められる可能性は非常に高いです。「辞めたい」という理由を明確にし、できるだけ前向きな伝え方に言い換えましょう。
3.退職日を決める
上司との相談のもと、退職日を決めましょう。これは会社の就業規則によって定められている場合が多いです。
また、民法と労働基準法では、退職の自由が保障されています。2週間前に通知すれば仕事を辞めることが可能ですが、遅くとも希望する退職日の1ヶ月前に申告することでスムーズに退職ができます。
4.退職願を作成する
退職を決意したら、「退職願」を正式に提出します。
口頭で伝えるだけではなく、文書として残すことで会社側も正式な手続きを進めやすくなります。退職願には、提出日・宛名(会社名・上司名)・退職希望日・本人の署名を記載します。提出は上司に直接手渡しが基本で、郵送やメールは避けたほうが無難です。
提出のタイミングは、引き継ぎ期間を考慮して退職希望日の1か月前が目安。感情的にならず、礼儀を守って伝えることが大切です。
5.業務の引き継ぎをする
退職を決めた後は、最後まで責任を持って業務を引き継ぐことが重要です。
新卒の場合、辞めたいと思っても「誰に仕事を引き継いだらいいかわからない…」ということもあるでしょう。そういう場合は上司に相談して指示をもらいましょう。
まとめ
新卒で「会社辞めたい」と感じるのは、決して甘えではありません。実際、多くの人が同じ悩みを抱えています。大切なのは、感情のままに辞めるのではなく、原因を整理し、冷静に行動することです。
会社内での改善を試みたり、転職活動を進めたりすることで、自分に合った会社が見つかる可能性もあります。辞めると決めた場合も、引き継ぎや退職願の提出など、社会人としてのマナーを守ることで会社とも関係が円満なまま退職につなげられます。
焦らず、自分の将来を大切に選択していきましょう。