2025年9月某日、「しゃべる就活フェスタ」が開催されました。多くの企業様にご参加いただき、たくさんの出会いが生まれる貴重な時間となりました。
今回、フェスタにご参加いただいた大手スポーツメーカー様より、実際に参加して感じた手応えや感想を伺いました。現在、出展を検討いただいている企業様や出展を控えている企業様はぜひ参考にしてみてください。
普通の合同説明会では得られない「一対一の対話」を求めて
——御社はこれまでの採用活動において、元々どのような課題を感じていましたか?
弊社は応募数における課題は特にありませんが、内定者を絞る段階で選考者の見ている視点やポテンシャルとのマッチングの”質”を高めていかなければならないという課題がありました。
新卒は毎年数名〈総合職〉として募集をしており、営業から企画まで幅広く担うポテンシャルのある人材を求めています。そのため、幅広い場面で活躍を期待できる学生を見極める必要があり、そこに難しさを感じていました。
——例年どのような採用イベントに参加されていたのでしょうか?
スポーツメーカーなので、基本的には体育会系に特化したイベントに出展することが多いですね。以前は競技用スポーツ関連が中心でしたが、現在はライフスタイル系やワーク用品も増えてきており、体育会系でない幅広い属性の学生に応募してきてほしいと思っています。
しかし、経費や担当人数も限りがある中で、ただ無作為にイベント出展することはできません。だからこそ、従来参加してきたイベントに加えてさらに新しい視点で学生さんと接触できる、かつ濃度の高い相互理解が図れる場を検討していました。
——そうした中で、今回「しゃべる就活フェスタ」出展にあたり、期待していた点はどんなところですか?
やはり学生との濃度の高い接触数には期待していました。
大規模イベントでは1対20~30名の会社説明を1回30分で話す形式が多いのですが、今回はより一対一で顔を見て話せる環境に魅力を感じました。学生と近い距離で対話できたことで元々の期待値はクリアすることができたと思います。
新しい学生との出会いで採用の幅が広がる
——実際、当日の効果や感触はいかがでしたか?
弊社のマイページ登録数も増えており、フェスタでの流入はしっかりとあったと感じています。学生の質についても、これまで接点がなかった層と出会えたのが大きな収穫でした。
特に弊社を全く知らなかったけど話を聞いて興味を持ったという学生がいたのは新鮮でしたね!私自身はスポーツ経験があって、当たり前に認知していた名だったので、逆に興味が湧きました。
スポーツ経験がなくても弊社で活躍できる可能性を伝えられたと思いますし、そのような学生との接触は、入社云々に関わらず我々に新しい風をもたらしてくれると感じました。
——社内の反応はいかがでしたか?
イベントを終えて社内で報告をしたところ、「新しい形式だね」と好意的に受け止められました。従来はプロジェクターを使った大規模説明が多かったので、パソコンを見せて身近に話す形式は私にとっても良い刺激になりました。
書類では見えない“人柄”を引き出す場
——採用担当として、Kさんご自身はどのような視点を大切にされていますか?
「相互理解」が大切だと考えています。面接は「企業が学生を選ぶ場」であると同時に「学生に会社を知ってもらう場」だと捉えています。
そのためお互いが本音で話し、素の人柄を出してもらえるような雰囲気づくりを心がけています。その中で、共に働きたいと思えるかを採用担当としては見極めています。
——どんな企業にフェスタをおすすめしたいですか?
応募数が多くても採用人数が限られている企業、数百人採るのではなく、数十人単位で厳選採用する企業に向いているのではないかと思います。
エントリーシートや面接だけでは測れない人柄やコミュニケーション能力を重視する会社には特に効果的ではないでしょうか。
——最後に、フェスタの率直な感想をお聞かせください。
こちらから一方的に話すのではなく、学生からも質問を受けて相互のコミュニケーションが取れたのが楽しかったです。全体的に非常に充実した時間でした。
今回は、雰囲気などが分からず私1名で参加したのですが、〈就活生の主張〉コンテンツにも人員を配置して参加したいですし、もっと有効化させるために、次回以降は社内人員をしっかりと確保して臨みたいと思います!
②新しい学生層と接点を広げられる
③少数精鋭の厳選採用に最適
④複数人で参加しコンテンツを活用すると効果大
⑤会話から学生の視点などを人事が学べる