フリーランスとして働いている方の中でも、
昨今いろいろな事情で正社員として働くことを検討している人も多いかもしれません。
では、フリーランスから正社員になるためにはどうしたら良いのでしょうか。
この記事では転職や再就職のポイントについて解説していきます。
これから正社員として働きたいと考えている人、正社員を目指している人はぜひ参考にしてみてください。
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フリーランスから正社員への転職はできる?
フリーランスから正社員への転職は十分に可能ですが、フリーランスの方の転職活動は苦労することが多いのも事実です。
苦労の理由として挙げられるのは、「年収が下がる」、「企業側から協調性がないと判断される」などがあります。
フリーランスとして働いている方の中には平均月収が一般的なサラリーマンよりも高いということはあまり珍しくありません。
しかし、正社員の勤務となるとそうはいきません。
フリーランスは頑張り次第で、給与が大きく上昇する可能性がある仕事です。
いくら仕事を頑張ってもなかなか給与が上がらないサラリーマンと比較するとフリーランスの方が夢のある仕事かもしれません。
なので、一般的なサラリーマンよりもお金をもらえているフリーランスの人は年収のレンジをどこまで下げられるのかという部分で企業となかなか折り合いがつかず、内定をもらえないというケースは多いです。
また、同じチームで何度も仕事をするという経験が会社員と比べたら少ないフリーランスの人は、実際に面接で「協調性に欠けている」と判断されて内定がもらえないというケースもあります。
フリーランスから正社員へ転職するには
フリーランスから正社員に転職するために企業側の不安や懸念を面接で払拭する必要があるので、
チームで何かをした経験や、他の人と協業でプロジェクトを進めた経験もアピールできると良いでしょう。
特に「フリーランスへなぜ転向し、何を学んだか」「なんでそこから正社員に再就職しようと思ったか」を主に聞かれるでしょう。なので、企業に評価されやすい伝え方に工夫しなければならないのです。
では、どのようにすればフリーランスから正社員に再就職するのでしょうか。
・SNS就職
・転職エージェントを利用する
取引先から正社員へのオファーを受ける
フリーランスとして働いていた時の業務の中で取引先からスカウトを受けるケースもあります。
取引先から正社員にオファーを受けた場合は、非常にスムーズに会社員へ移行することができます。
これまでおこなっていた仕事や会社での関係値をそのまま活かせることができます。
自分の実績も知っている相手なので、余計な負担もなくこれまでの業務に取り組みことができます。
インターネット就職
近年、SNSで就活や就職をするケースもメジャーになってきました。
フリーランスであれば、仕事の依頼や仕事の成果物を発信するためにSNSアカウントを持っている方も多いと思います。
そこから興味を持ってくれた人が声をかけてくれることもあります。wantedlyやLinkdin などのサービスはスカウト機能もついており、個人で転職活動を行う人には必須のサービスです。また、TwitterでもDMを通じてスカウトがくることもあります。
これらのメリットはいきなり面接を行うのではなく、気軽にチャットやランチなどから会社の人間と触れ合えるので、企業に関する理解をしっかりと深めることができます。
転職サービスを使う
転職のプロである転職エージェントを使う人も多いです。
転職エージェントはあなたの経歴だけでなく、人柄も見て採用担当者に推薦してくれるので、企業側に「協調性がない」と判断されるリスクが少なくなるでしょう。
自分で転職先を探したり、連絡をとったり、SNSを運営するということが面倒である場合は転職エージェントがサポートをしてくれるので、現職と並行しながら転職活動を行うことができます。
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フリーランスから転職するメリット
①安定した収入
正社員の大きなメリットは定期的な安定した収入を得られることではないでしょうか。
月給・ボーナス制あるいは年俸制で毎月固定された給与が保証されていますが、フリーランスはプロジェクトやクライアントの変動によって収入も不安定になることがあります。
正社員は給与の安定から生活を安定させることができます。
生活の安定は精神的にも安定感をもたらしてくれるでしょう。
②社会保障や福利厚生の充実
正社員として雇用されることで、フリーランスと比べて手厚い社会保険(健康保険、厚生年金、雇用保険など)を受けることができます。
また、企業によっては福利厚生が充実しており、健康保険や退職金、有給休暇、社員旅行などの福利厚生制度を受けることもできます。
年金制度では、フリーランス・自営業の方は「国民年金」のみですが、会社員は国民年金に加えて「厚生年金」がプラスされるので、老後にもらえる年金の額も高くなります。
また、会社員は会社と保険料を折半しているので、同じ保険料でも将来的に受け取れる保障の額も大きくなります。
③キャリアの発展
正社員として働くことにより、キャリアの発展の機会が広がります。
会社内での昇進やキャリアパスの選択肢が増えることで、スキルや経験を磨きながら職務を拡大することが可能です。
また、大手企業を把握して多くの企業では社員を自社の戦力にするために必要な様々な研修を用意しています。必要な専門知識からビジネスマナーまで様々な内容の研修を受けられます。
④労働時間や休暇制度の改善
フリーランスの場合、仕事の受注状況やプロジェクトの進捗状況によっては、労働時間が不規則になることがあります。
しかし正社員として働くことで、労働時間や休暇制度がより安定しており、ワークライフバランスを取りやすくなる場合があります。
また、雇用保険に加入していれば、病気や育児等で休職時の保障を受けることができるのは大きなメリットといえます。
⑤チームワークや社会的な繋がり
正社員として働くことで、チームや組織の一員として活動する機会が得られます。
同僚とのコミュニケーションや協力関係を築きながら働くことで、社会的なつながりや人間関係を深めることができます。
⑥社会的な信用を得ることができる
正社員であるということはフリーランスの時と比べて社会的な信用を得ることができます。
正社員は固定給が毎月あり、日本においては終身雇用が浸透しており、雇用が定年まで守られているケースが多いので、第三者からの信用を得られます。
そのため、正社員の人の方が住宅や車の購入時のローンが組みやすい傾向にあります。
フリーランスから正社員になるために必要なスキルと経験
専門知識や技術
まずは、転職を希望する先の業界や職種について知ることが大切です。
転職してすぐに即戦力としても戦えるように専門知識や技術を身につけましょう。
また、関連する分野での経験や資格を持っていると採用が有利になることもあります。
コミュニケーション能力
フリーランスでも仕事をする上で求められる能力でもありますが、正社員として会社に所属するとなると、チーム内での円滑なコミュニケーションを行える人物が求められます。
チームでの協力や意思疎通が必要になるので、明確かつ効果的なコミュニケーションスキルが求められます。
プロジェクト管理能力
多くの場合、フリーランスの方でも多いと思いますが、正社員として働く際に複数のプロジェクトや業務を同時に管理することを求められます。
タスクの優先順位をつけたり、スケジュールの管理能力、リソースの分配などプロジェクトを効果的に進めるための能力が求められます。
リーダーシップスキル
正社員として上級のポジションや管理職を目指すのであれば、リーダーシップスキルが求められます。
他のメンバーの指導や、マネジメントを行い、チームやプロジェクト全体を統率できる能力や問題解決能力が重要となります。
ソフトスキル
コミュニケーション能力やリーダーシップ以外にも、協調性、柔軟性、問題解決能力、プレゼンテーションスキル、ストレス管理能力などのソフトスキルも重要です。
チームでの協働や職場環境への適応力が求められることもあります。
フリーランスから正社員を目指す時に聞かれること
フリーランスから正社員に転職しようとした時に、企業側はどのようなことをフリーランスの人に対して聞いてくるのでしょうか。
自由な働き方として捉えられているフリーランスが、正社員の働き方を目指すことに対して不思議に思う面接官も少なくありません。
どのような経緯や心境でフリーランスを始め、どのようなきっかけでフリーランスから正社員を目指し始めたのかなどどのようなことを聞かれるのかは想像がつきます。
またフリーランスに戻る可能性はありますか?
フリーランスから正社員に転職するにあたって、「また会社をやめて、フリーランスに戻るのでは?」ということは聞かれる可能性は高いでしょう。
会社で働いている人たちから、フリーランスは組織にとらわれず、自由な働き方をしてきた人たちだと思われがちです。
組織で働くことや組織の風土に合わなかった場合、すぐに辞めてしまうのではないかと思われることがあります。
フリーランスになる前は何をしていましたか?
自身の経歴については必ず聞かれるでしょう。
フリーランスの前に正社員をしていた経験があるのか、フリーランスとしてずっと活動してきたのかは、企業にとって知っておきたい情報です。
経歴としてしっかり話せるように整理しておくことが大切です。
どうしてフリーランスになったんですか?
「正社員という道を選択せずに、なぜフリーランスという道を選んだのか」この理由を聞くことで、
あなた自身の人柄を見ようとしている可能性はあるでしょう。
フリーランスの期間があるだけでも、どのような経歴でフリーランスになって活動していたのか興味をもつ面接官はいます。
家庭の事情や、会社の事情でやむを得ずフリーランスになった理由でも、自分がフリーランスになった理由も含めて整理しておきましょう。
フリーランスから正社員を目指す理由は?
フリーランスから正社員を目指す理由を聞く意図として、採用後に簡単に辞めてしまわないかどうかを確認することもあります。
採用後にすぐに会社を辞められてしまうと、企業からしてもコストがかかって損害が発生するのでできるだけ会社を辞めない人間を採用したいはずです。会社に入って本当にうまくやっていけるのかどうかは、採用側からしてもどうしても不安を持ってしまう部分でもあります。
面接官が安心してあなたを採用できるような理由を考えておきましょう。
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まとめ
この記事では、「フリーランスから正社員」に転職・再就職するための方法について紹介してきました。
フリーランスから正社員に転職することは可能ですが、なぜ自分がフリーランスになって、何を手に入れて、フリーランスから正社員に転職したいのか、自分の気持ちを今一度見つめ直す必要があります。
自分の気持ちを見つめ直した上で、改めて自分について喋れることを整理してから面接に挑みましょう。
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これを使って、自分の実績やアピール内容を再確認してフリーランスから正社員への転職を目指しましょう。